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5月5日、宿泊。建物が見事と聞いて、一度泊まりたいと思っていたからだ。行ってみて驚いた。今ではなかなか手に入らない木材が随所に使われており、風格のある旅館だった。
さて、温泉だが冷泉。源泉の温度は17.5度。ところが、ここの源泉の泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で強烈な塩辛さ。口に含んだだけで吐き出してしまった。あとで聞いたところだが、戦時中はこの源泉を使って塩を作っていたらしい。また、含まれる炭酸ガスを利用して塩煎餅も作られている。
広い湯船は適温に加温されたもの。その横に25度の源泉の入った小さな湯船がある。交互に入り、温泉効果を高めるようになっている。
神流川のほとりにある宿なのに、露天にその借景は使われていない。それが残念な点。それに内湯も露天も加水されていて、せっかくの源泉が活かされていない。料理は品数も多く、なかなか工夫されていた。それは満足できた点。2人が参考にしています