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9月初旬の平日に両親と3人で一泊しました。
部屋に通されてまずしたことは、天井隅に巣をはりかけていた大きなクモの退治でした。
料理は鮑、伊勢海老もあって金目鯛のしゃぶしゃぶもおいしく、全般的に好印象だったのですが、終盤で運ばれてきた白飯が、ベチャっとしていて全くコシがないものでした。私はかなり無頓着なのでそれほど気になりませんでしたが、料理にうるさい母は「炊飯ジャーにかなり長時間入れっぱなしにしてるとこんな風になるけど、それにしてもある程度いいお米を使っていればここまではひどくはならないのに。外食でこんなご飯出されたのは初めて」とかなり不満そうでした。
ちなみに朝ごはんの白飯は夜に比べ普通でしたが、両親はそれでも味に不満のようで「こういう目立たないとこで節約しているんだろうね」みたいに言っていました。私は海老のお味噌汁がすごくおいしかったので満足でした。
室内露天風呂は十分満足の行くものでした。気持ち良くて何度も入りました。夜なかなか寝付けなくて夜風に当たりながら露天風呂に足だけ浸かって星空を眺めている時間はなかなかいいものでした。 目の前の道路を車がビュンビュン走る音がうるさかったですが(室内までは聞こえないのでご安心を)。
大浴場も人が少ないこともあってほとんど貸し切りに近くて気持ちがよかったです。
あとホテル全体の印象としては、とにかく「暗い」。
純和室なのに部屋の照明はなぜか洋風のシャンデリアで、電球が蛍光灯でなく白熱灯なので、部屋全体が暗く寂しい感じでした。また、廊下もすごく薄暗くて夜大浴場まで行く道が少し怖かったです。浴場の入り口付近もほとんど真っ暗な一角とかあって、脱衣所もこれまたひどく薄暗い!お客が少ない日だから省エネでそうしてるのか普段からそうなのかわかりませんが。
チェックアウト時はカードで支払ったのですが、フロントの方が「こちら領収書です」と紙を渡してきて、そのあと何も言わずにその場を離れたのでまだ何かあるのかなと思ったのですが、普通に次に来たお客の対応をしてました。
普通最後は「またよろしくお願いします」とか「お気をつけてお帰りください」とか、何かしら挨拶の言葉で締めくくるんじゃないのでしょうか・・・しかも全然忙しいわけでもないのに。
別の宿泊サイトを含めた他の方のレビューを拝見すると、車をロビー前まで出してくれたという人もいましたが私達は普通に自分達で荷物抱えて地下の駐車場まで降りて帰りました。もちろん見送りとかも一切ありませんでした。
3、4人いたフロントの従業員の方は全員アロハシャツを着た年配のおじさんでしたが、接客態度を見る限り絶対本職には見えないというか、臨時スタッフのような印象を受けました。
料理のことといい、ひょっとして8月のピークを過ぎた直後なので、主力のスタッフはオフに入ってた時期だったのでしょうか・・・
一人約3万円の室内露天風呂付きのプランでしたが、室内露天風呂代で1万円ほど差し引いても、今まで利用したことのある同価格帯のホテルと比較してサービス面や施設面でかなり見劣りすると思います。むろん1人1.5万くらいで泊まったならこんなものかなといった感じでしょうけど。
やっぱり格安プラン等があって最低価格帯の低いホテルは、たとえ高価な部屋も選択できるとしても全体のサービスの質の低さは否めないのかなと痛感しました。不満な点の多くは「手抜き」からくると思えるような事柄で、ホテル側のもてなしの心がけひとつで大きく変えられるような部分ばかりなだけに余計に残念な気持ちです。
予約したのは宿泊予定の10日ほど前で、露天風呂付き客室のある施設で探していたのですが、他の宿泊施設はどこもすでに予約が満杯だったのに、黒船ホテルは全部屋空いていた(HPで残り部屋数が確認できるので)のですが、なんとなくその理由がわかりました。3人が参考にしています