-
私は入浴のみの目的で利用したが、ここは多目的なアウトドア施設である。家族連れあるいは友人とバーベキューでもしながら一日過ごすといった利用の仕方が一般的か。
宿泊も可能で、宿泊者は駐車料金が無料、日帰り客は駐車場所自体も施設から遠く、そのうえ有料、まあこれくらいの差別待遇に目くじらを立てることもあるまいが。
館内には有名な絵画の複写が数多く並べられ、趣味が良いのか悪いのか判断に迷う。入湯税込みの750円という少々高い入浴料であるが、バスタオルとフェイスタオルは貸してくれるので手ぶらでも入浴可能。脱衣場を入るとすぐに下駄箱があり、既にそこで混雑しおり、よく見ると、老人達が下駄箱と脱衣箱を勘違いして苦闘している。いくらなんでも下駄箱に衣服は入るまい。下駄箱周辺も狭いし、脱衣場もまた狭く、混雑の折は着替えも困難。土曜日に利用したのでやはり利用者が多かった。
浴場は扇形の内湯と露天風呂に別れ、内湯には塩サウナも設置されている。街のスーパー銭湯などと比較すると小さなものではある。温泉はナトリウム泉だけに、舐めてみると塩辛さを感じる。浴感はツルヌルの存在感あるもので、近隣の犬鳴山温泉に近いツルヌル度、天然温泉らしき良い浴感である。
ただ、残念なことに目が痛くなるほどの塩素混入量で、ここまで強烈な塩素消毒は必要なのかと思われた。せっかくの良質の天然温泉が台無し。塩素のおかげで芳しい天然温泉の香りなど一切消えている。
循環・塩素消毒を施すごく一般的温泉利用施設であり、泉質に魅かれて赴く温泉ではない。0人が参考にしています