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最近、私が温泉の事を勉強させて貰っているサイトに「温泉は、地球が煮込んだスープ」と言う記述がありました「なるほど!上手い事言うなぁ」と思いましたが、こちらは「海水」を温めた「潮湯」なる物を楽しめるとの事、試しに行って見ました。
場所は、堺市、阪神高速湾岸線大浜から旧R26を南下「出島」の交差点を東に入ると直ぐにあります、南海「湊(みなと)」の駅からも、近いと思います。ガレージについては、街の銭湯さん故、店の横に3台分、少し離れた所に駐車場を何台分か借りている様ですが、施設は幹線道路沿いになりますので、特に道路事情を知らない土地での路駐は、無用のトラブルを避ける為、やめといた方が良いでしょう。昨夜は空いていたので、あっさり店の横に止める事ができましたが「ラッキーな事」の範疇だったと思います。
こちらは、大正12年(1923年)創業と歴史のある銭湯さんですが、5年ほど前に改築され、白いマンションの1階部分に店があります。入館のシステムって言っても銭湯さんですので、券売機で、入浴券を買って、番台カウンターのお姉さん(社会通念上のネ)に券を渡すだけでございます。入浴料は「大人390円」サウナは別料金追加で「プラス130円」です。
クチコミを拝見して、12月の始めに一度訪れ、2回目になるのですが、ご近所さんの生活の一部を担っているという「プライド」でしょう、脱衣所についても、手入れに抜かりがなく、夜9時過ぎの到着でしたが、私的には、格違いですが「下手なスー銭何某」の様な、夜に行った時の小汚なさは、皆無でございました。さすがでございます。
さて風呂場の方ですが、割と広めで、明石の「恵美寿温泉」もこれ位の大きさだったでしょうか、窮屈感はありません、目当ての「汲み上げた海水を「ろ過」して温めた湯」を「潮湯(しおゆ)」と言うそうなのですが、風呂場奥と奥左手の小さな露天風呂に張られてあります、湯加減は、多少熱めですが、内湯のほうが若干温い気がしました、色は少し緑かかった様な色をしています、浴感は「普通の地下水スレスレで塩素入り」の単純泉に比べれば、肌ざわりが柔らかく、匂いについては、確かに「海っぺりに立って風に吹かれれば、こんな匂いがする「磯の香り」が致します、すこし舐めてみると、塩っぱかったです。海水を沸かす事によって、含まれる海水ミネラルやらは、どうなるのかな?と思いましたが、水風呂との交互浴にて、のぼせる手前までズルズルに浸かり倒しましたが、私的には、身体になじみ、大変気持ち良かったです。「あせも対策」として「潮湯」に浸かるのも、良いそうです。
客筋については、街の銭湯さんは、元々ご近所さんの為の施設かと思うのですが、最初に訪れた時の事ですが、まだ幼い兄弟が入って来ました、その子達、風呂場に入るなり「まず身体を洗い始めました」もう何も言う事はないですよね、後は多少賑やかでも、おっちゃんは怒りませんよ。しっかり躾けてくださった、親御様にも感謝です。ここ「湊潮湯」を楽しむには「最低限の銭湯でのマナーを実践できる事」が必須条件かと思います。例えば、「スー銭」みたいに、おっさんが風呂場でいびきを掻いて寝ていたら、「卒中」で倒れたと思われて救急車を呼ばれるかも知れませんネ(笑)。あと玄関におもしろい注意書きがありましたので紹介します「履物がよくぬすまれますので下駄箱を利用してください」との事です。
私的には「灘温泉の水道筋と六甲道の間くらいに飛び込む」レベルの良い銭湯さんかと思いました、回数券があったら買って帰りたいと思いました。2人が参考にしています