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投稿日:2006年5月21日
その、ポリシーと山景色が美しいです。 (ふじの温泉 東尾垂の湯【閉館しました】)
湯素人さん [入浴日: - / - ]
44.0点
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山懐に泰然と建つきれいな施設です。アプローチも単なる玄関ではなく、周囲に植え込みなどが配された木組みの通路を数メートル進み入り口にたどり着くという凝った趣向になっています。
館内は広くて清潔。無料休憩所がたくさんありますが、大広間ではなくて適度な中部屋に区切られていますので、落ち着いて食事などができます。こういう工夫はいいですね。
肝心の湯は、無色透明ですがツルスベでかすかに硫黄に似たような香りがしましたが、硫黄そのものではないような気がします。経験不足でわかりませんが、いずれにしろ不快なものではありませんでした。
内風呂は高温浴槽(2~3名定員・推定42℃前後)の隣に、寝湯の低温泡風呂(4名分・40℃)。その隣に中温浴槽(10名程度・推定41℃前後)があり、すべて加温・加水なしの源泉かけ流しです。塩素消毒はしているそうですが、塩素臭はゼロ。
露天は、循環(施設表示)だそうですが、もちろん源泉使用。新緑の山並みに囲まれて、広々とした40℃前後の湯に浸かるのはとても気持ちよいものでした。画像は露天のテラスにあるイスなのですが、よくあるプラ製のものでなくちゃんとクッションが入り体にフィットするもので、山のフレッシュな風に吹かれながら、ご覧のような山景色が堪能できます。お薦めです。
東尾垂の湯は、病院が経営している施設らしく、全館お年寄りや障害を持つ方に対する配慮が行き届いており、たとえばトイレの洗面台などにも補助用の手すりがつくなど、「すべての方に過不足無く湯を楽しんでもらおう」というポリシーが感ぜられて、とても好感がもてました。こういう細かな配慮は行政にも大いに見習ってもらいたいものです。
もう少し湯に力があれば文句なく★5つですが、限りなく満点に近い★★★★です。0人が参考にしています
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