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投稿日:2023年11月6日
美しい湖を望む源泉かけ流し温泉宿… (丸沼温泉 環湖荘)
きくりんさん [入浴日: 2022年8月31日 / 1泊]
55.0点
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44.0点
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55.0点
美しい湖を望む源泉かけ流し温泉宿
日光国立公園の丸沼のほとりに佇む、昭和8年(1933年)に開業した丸沼温泉の一軒宿。また、井伏鱒二や開高健といった文人ゆかりの温泉宿でもあります。愛郷ぐんまキャンペーンを利用して、平日に一泊二食付きで利用してみました。
この日は、丸沼館2階の広縁付き8畳トイレ付和室に宿泊。コロナ渦で、布団は自分で敷くスタイルです。窓から、木立と丸沼の美しい景色に気分が上がります。
早速浴衣に着替えて、廊下を奥へと突き進み、階段手前を右折した別館2階の先にある大浴場「ニジマス風呂」へ。メインのお風呂ですが、夜9時に男女入替になるので、男性は早めに着かないとゆっくり入れません。
棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。三角形の両側の窓を持つ浴室に入ると、四隅に3人分づつ計12人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、POLAのローヤルゼリー系です。
中央に12人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明の単純温泉[源泉名: 丸沼温泉(1号泉・2号泉の混合泉)]が、源泉かけ流しにされています。泉温47.0℃を加水・加温せず、42℃強位で供給。PH7.2ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。大きなニジマスの湯口から注がれ、口に含むと微かに芒硝臭がしてまろやかな味がします。
水槽で泳ぐニジマスや窓から樹林の景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
夕食は食事処で。お品書き付で、旬の会席料理に舌鼓。先付は法蓮草の白和え。前菜にミニトマト甘酢漬け・薩摩芋の林檎煮・胡桃と小女子。造りは、頂鱒酢〆と刺身蒟蒻。焼物の子持ち山女魚の塩焼は焼き立てで。飲み比べ3点セット(尾瀬の雫・誉国光・利根錦)がすすみます。煮物は海老芋湯葉包と冬瓜に熱々のズワイ蟹餡かけ。蒸し物に茶碗蒸し。鍋物は、赤城鶏の陶板焼き。揚物は、舞茸・ズッキーニ・大和芋の天婦羅は抹茶塩で。ご飯・けんちん汁・香の物、デザートの宿オリジナルカップの花豆アイスとほうじ茶でお腹一杯になりました。
就寝前に、土産物売場を曲がった所にある大浴場「ヒメマス風呂」の隣にある2つの貸切風呂へ。一晩中空いていれば、予約なしで利用可能です。先ずは奥のあつめの湯「しゃくなげ」へ。
棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
左側に2人サイズのタイル張り石枠内湯があり、こちらも源泉かけ流しでサラサラとオーバーフロー。浸かると、ザブーンと洗い場が洪水状態です。湯温は、42℃強位。投入量も多く、すぐ溢れてきました。
続いて、手前のぬるめの湯「みずばしょう」へ。脱衣場や浴室は、もう一方と全く同じ仕様。実際はそれ程ぬるめではなく、42℃弱位かな。こちらも湯量豊富で、源泉かけ流しの良泉を満喫できました。
翌朝の朝食は、同じ食事処の同じ席で。虹鱒の甘露煮主菜の和定食。サラダ・ひじきと豆の佃煮・トロロ・だし巻き玉子・焼き海苔に味噌汁とご飯・香の物で満足しました。
チェックアウト前に、男女入れ替わりとなった大浴場「ヒメマス風呂」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に7人サイズのシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
右側に11人サイズのタイル張り石枠内湯があり、こちらも無色透明の単純温泉が源泉かけ流し。湯温は41℃位。姫鱒のレリーフや、窓から森の景色を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
美しい自然に囲まれ、良泉と美味しい食事も楽しめる湯宿。次回は、是非家族や友人と訪れてみたいですね。
主な成分: ナトリウムイオン136mg、マグネシウムイオン0.39mg、カルシウムイオン94.3mg、鉄(II)イオン0.10mg、マンガンイオン2.60mg、ストロンチウムイオン0.05mg、フッ素イオン1.2mg、塩素イオン93.6mg、硫酸イオン282mg、炭酸水素イオン149mg、メタケイ酸117mg、メタホウ酸7.1mg、遊離二酸化炭素15.4mg、成分総計0.91g
※なお、平成18年の分析書だったので間もなく更新かも知れません。18人が参考にしています
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