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ここは「成田山霊観不動教会」という宗教施設の信者用の入浴施設であるが、一般の人も200円のお賽銭で入浴できます。宗教施設といっても小さな部屋に祭壇があるだけのこじんまりしたものであるが、白装束のマネキン人形が立っているのには驚く。まさに怪湯である。
入浴施設は樹脂製の波板で囲っただけの仮設風のオンボロ小屋であるが、このオンボロさが良い個性をだしている。浴槽はコンクリートの小さな浴槽が三つあり、上段から順に湯が流れてくるようになっており、最下段の浴槽が一番ぬるくなっていた。
御主人に見せていただいた平成18年7月の最新の分析表によると、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、ほとんど無色透明であるが、微かに褐色濁りが認められる。味は微弱塩味+微弱重曹味。香りは近くの長島温泉系の匂い+微弱硫化水素臭。肌ざわりは少ツルツル感あり。加水・加温・循環なしで、湯の使い方が大変良い為控えめではあるが個性が良くでている。
湯の使い方は申し分ないが、清掃が不充分なため少し異臭がするのが残念であったので、1点減点とする。
平成19年にリニューアルの予定なので珍湯・怪湯に興味のある方は急いだほうがよい。リニューアルの内容についてはトイレを水洗にする事だけは決まっているが、他はまだ思案中のようであった。18人が参考にしています