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ここはビルの1階にある銭湯です。平成16年10月オープンとまだ新しいので綺麗です。浴室内も広く銭湯としてはよくできた施設です。
浴槽は左右の壁沿いに二つあり、向かって右手側が白湯浴槽で、左手側が温泉の浴槽です。温泉は港区の「テルメ龍宮」から毎日運んでいるそうです。しかし「テルメ龍宮」と同じ茶褐色に濁り個性的な天然温泉の芳香に包まれて入浴できると思えば、その期待は裏切られる事になります。これが湯元と運び湯との差なのかと痛感させられます。茶褐色の濁り湯というのは茶褐色の非常に微細な湯の花が多量に湯中を漂っているのですが、この湯を循環濾過した場合は濾過機のフィルターはゴミや垢といっしょに湯の花まで除去してしまいます。「テルメ龍宮」の内湯がそうであるように、ここの湯も湯の花が完全になくなってしまい、ほとんど無色透明でした。匂いは「テルメ龍宮」では個性豊かな芳香が楽しめましたが、ここでは海の匂いのような香が少ししました。この海のような匂いは実は塩化物泉に次亜塩素酸ソーダを加える事で発生するものなのです。浴感は特徴は薄いものの、白湯とは明らかに異なる温泉特有のものであり良かった。
温泉としては評価できませんが、普段の銭湯として利用する分には広くて綺麗なのですぐれた施設であります。3人が参考にしています