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沖縄にゆかりのある土地柄か、入口にはシーサーがお出迎え、浴槽も、「ちゅらじゅーぐや」「なかゆくい」等沖縄方言で名付けられている。尤も、それは雰囲気だけで、中身は普通の和風の岩風呂に過ぎないのだが・・・
平野やまとの湯もそうだが、浴場・脱衣場ともにやや手狭な印象が否めない。設備は一通りのものが揃い、スーパー銭湯としては平均レベル、ただし個性は薄い。
好印象を抱いたのは、湯温37度のぬる湯の露天風呂。癖にない単純温泉に加熱せず天然温泉を満たしたぬる湯は、長湯が可能、低温湯が好きな私には嬉しい試みだ。ただし、しっかり塩素臭が漂う循環の湯である。都会のスーパー銭湯ゆえやむを得ないと認識すれど、やはり興ざめ。
また、水風呂を含む全浴槽に天然温泉を満たす姿勢には、一定の評価をすべきだろう。湯は単純泉で無個性だが、しっとり感は、やはり水道水とは異なるものだ。
私は平日の夜間に利用したが、悪天もあってか、閑散としていることが気になった。これから内容のない施設はどんどん淘汰されるだろう。ここは、価格と内容を鑑みれば、近隣の「湯楽」に引けをとっている。私も、何度も続けて利用する気にはならない。0人が参考にしています