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温泉法改正に伴い、各施設で情報開示がなされ始めており、華厳温泉でも従来からの分析表の他に、温泉利用法の開示がなされている。その内容として、加水は一切行われず加温のみ、温泉は循環利用で、消毒のため塩素系薬剤を使用との趣旨が記載されてあった。
内湯の長大な浴槽の湯は確かに循環利用であろうが、露天の源泉が絶え間なく注がれている浴槽は、塩素消毒・循環湯とは思えない。香りも天然温泉特有のもので、源泉の温度が低いため確かに加温されているが、かけ流しに近いものと思われる。ここの源泉浴槽も循環湯なのか、施設の人に聞きそびれたが、少なくともここでは塩素臭は一切しない。
疲労感著しく、のんびりと湯に浸かって癒しを得たい折に、私はよくここの源泉風呂を利用する。ぬる湯に浸かると眠たくなるほど。たとえ30分浸かったとしてものぼせることのないほどの湯温で、快適至極。個性の強い湯ではないので湯あたりもしない。夜はよく眠れるので言うことなし。あえて言うなら、夏場でも時折加温されているが、夏場はあえてそのままでよかろうにと思う。加温しない方が長湯の湯治に向く。
疲労回復を望む向きには最適の温泉銭湯だと思う。0人が参考にしています