-
関西に急ぎの用事があり、時間的に温泉銭湯巡りも無理だったので、せめて温泉付きのホテルに泊まりたい!と思い、ホテル阪神さんにお世話になりました。
到着するなり、ワクワクしながらすぐにバスタブに温泉を貯め始めたのですが、お湯の色は画像のとおり。取り急ぎ10分ほど入浴して肌触りを確認したり、口にもふくんだりもしてみたのですが、白湯と区別がつかないぐらい個性が感じられません。
少々加水しているとはいえ、あまりにも過去のクチコミから期待していたお湯と異なるので、温泉と上水道の切り替えレバー(画像右上)の不具合かと思いフロントに確認したところ、下記のような説明でした:
- ホテル側では湯が無色になるような加工はしていない
- 泉源の掘り直しや移動もしていない
- 原因不明の理由で湯の色が透明になった
源泉濃度を上げた時の感触も確かめたくて、貯めたお湯は流さずに外出し、用事を終えて帰ってきてからすっかり冷めたお湯を半分ぐらいを捨てて、源泉のみを投入して再度入浴してみましたが、身体が長い間ぽかぽかとしていた他は、やはりこれといった個性は感じられませんでした。
個人的に、成分の濃くて主張の強いお湯より、あまり成分の濃くない繊細なお湯が好きなのですが、そんな私でもちょっと残念な気持ちになるお湯でした。
切り替えレバーに掛けられていた温泉分析書の数値を改めて確認すると:
- ナトリウムイオン 107.0mg/kg
- マグネシウムイオン 4.6mg/kg
- カルシウムイオン 5.3mg/kg
- 鉄イオン 0.2mg/kg
- 塩素イオン 4.7mg/kg
- 炭酸水素イオン 268.0mg/kg
- 炭酸イオン 11.4mg/kg
- メタケイ酸 55.2mg/kg など 成分総計 463.0mg/kg
数値的に見て元々主張の強いお湯ではない感じではありますが、もうちょっと個性が感じられてもいいのになと思いました。
けれど、お湯の立場になってみれば、地中深くから高層階に汲み上げられるという悪条件で個性を発揮することを期待されても、「そんな殺生な~!」というところかもしれません。
残念ながら、スパ施設は営業時間の関係で利用することが出来ず、7Fのお湯の個性を確認することが叶わなかったのはちょっと心残りでした。
ただ、今回の大阪滞在は本当に時間が限られていて、当初はまったく温泉を諦めていたので、福島駅(梅田駅から1駅)から徒歩1分という至便な場所に温泉付きのホテルがあったのは本当に助かりました。
費用的にも、JR九州旅行の「新幹線ビジネスプラン」という商品の活用で、交通費込みで30,400円(新幹線の博多―新大阪往復割引切符は26,200円)で済んだので助かりました。
オープンからある程度の時間が経過しているので新しくてピカピカというわけにはいきませんでしたが、ビジホよりはるかにお部屋が広く、梅田スカイビルが正面にそびえる夜景も素晴しかったので、バタバタとしたスケジュールの割に心身とも疲れが少なくて満足感が高かったです。13人が参考にしています