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実にユニークな銭湯である。屋号と相俟って、外観は場末のホテルといった趣き、二階には食堂を兼ねた休息場所があり、湯上りのおやじさんが、誰も聴いていないカラオケをがなるといった光景が日常に見られる、小型版ヘルスセンターのごとき施設。結構みなさん愉しんでおられ、案外都会のパラダイスかもしれない。
さて、肝心の浴場だが、かなり充実している。1階部分の浴室には、深浅の主浴槽が中央に鎮座、それに白湯のマッサージバスと電気風呂が連なる。サウナもあるが有料、更に、ユニークなスチームサンソ室なるものもあるが、これは要するに酸素を通常より多く送り込んで呼吸をしやすくした蒸気風呂、酸素が多ければ良いというものではないのではとも思うが、一応宣伝を信じておこう。
男湯には露天風呂もある。うなぎの寝床の如き狭いものだが、浴槽は二つあり、天然温泉とバスクリン風呂、天然温泉があるのにわざわざバスクリン風呂に入る酔狂な人はあまりおらぬと思われるのだが・・・・
印象的なのが、露天風呂の壁画のとてつもない稚拙さ、私も色々銭湯の壁画を見てきたが、ここまで下手なのは珍しい。嬉しくなるくらい下手なのである。
ここは、地階にも浴室があり、天然温泉の浴槽をはじめ、立派な設備が備えられている。入口には源泉を飲泉できる設備があり、飲んでみると激しい金気臭と塩味、泉質は良好とみた。
浴室には温泉分析表が掲げられ、ナトリウム-塩化物強泉とある。かなり塩分濃度の高いため、身体がすこぶる温まり、肌がすべすべする良質の湯だ。360円の銭湯料金でこれだけの良質の湯が堪能できるのであるから、これはあなどれない。
色々突っ込みを入れたくなる設備が満載のテルメ龍宮、良質の天然温泉がなければ単なる浪花節施設だが、あなどれない強食塩泉があるために、優れたパラダイスとして認めるにやぶさかでない。2人が参考にしています






