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R158から刈込池へ向かって進むこと、10km少し。行きは上り坂で、ところどころ離合困難な場所のある道を30分弱。
山中の何もない場所に、ぽつねんと施設が佇んでいました。
入浴料は50円上がったようで、大人550円。
お風呂は3~4人も入ればいっぱいになる内湯が一つのみ、源泉温度22度ということで加温してあります。
泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。二酸化炭素を900mg/Lほど含んでいます。循環濾過・塩素消毒も行っているようですが、消毒臭とは無縁です。
浴感は弱いぬるぬる感、後からしっとりとした感じに変わり、またとても暖まります。この日は小雨降りしきる肌寒い日でしたが、雨に打たれてもぽかぽかとした暖かさはずっと続いていました。
臭いは無臭、源泉を飲んでみると、塩味と少し甘味のある、炭酸の弱いソーダというところでした。
なんといっても印象的だったのは、こちらの湯の花。
純白の細やかな湯の花が浴槽の表面にびっしりと浮かび、身を沈めるとゆらゆらと舞い踊ります。
他にお客もいませんでしたので、その様を眺めながら半身浴で小一時間至福の時を過ごさせていただきました(後で気づきましたが、外来入浴は「1時間以内でお願いします」との記載がありました)。
温泉の教科書がもしあるのなら、代表例として載せたいほどの「秘湯」。次は是非、泊まりで行ってみたいと思いました。1人が参考にしています