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投稿日:2010年11月1日
本物の温泉 (小屋原温泉 熊谷旅館(くまがいりょかん))
ぐまニストさん [入浴日: 2010年10月23日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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44.0点
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44.0点
出雲大社でお参りをした後、国道9号を経由して県道286号で
こちらへ向かいましたが、この県道286号、相当にヤバイ道でした。
国道9号を富山入口交差点で曲がると、しばらく行ったところから
県道56号に出るまでの数キロは、車一台通るのがやっとの
くねった道が続きます。対向車が来ても、すれ違いは困難です。
出雲方面からこちらへ向かう場合は、他のルートをお勧めします。
もしナビにこのルートを案内されても、騙されてはいけません。
宿の方も、地元民はこのルートは使わないと仰っていましたので。
ちなみに、最終アプローチとなる県道56号を曲がってから宿までの
残り3km程の道は、運転に慣れている方でしたら問題ないと思います。
とうい訳で、あくせくしながら、何とか無事に辿り着きました。
全くもって洒落っ気のない、公民館風の佇まいですが、
客室は清潔感のある、しっかりとした造りの和室です。
夕食前、まず手前から3番目の湯殿へ。
風情はありません。湯船とカランがあるだけです。
しかし、湯に浸かってしまえば、そんなこと、どうでもよくなります。
心地よい金気臭、多量のアワ付き、湯船にへばり付いている析出物…。
極楽としか言いようが無い、何時までも浸かっていられそうです。
上がった後、夕食まで少し時間があったので、手前から4番目の湯殿へ。
ここは木造の湯船でした。
そして夕食ですが、量的には一般的な胃袋の大きさであれば全く問題なしです。
内容は、天ぷら、刺身、煮物など、一般的なものの他に蕎麦がありました。
この蕎麦、自家製で繋ぎは一切使っていないとのこと。コシがあって美味い。
出雲でまだ蕎麦を食していなかったので、ありがたかったです。
夕食が終わってからしばらく休んだ後、再び湯殿へ向かいました。
ちなみに、風呂に入れる時間には制限があります(22:30~翌6:30は入浴不可)。
結局、翌朝チェックアウトするまでの間、4つある全ての湯船に
合計で3時間位浸かりました。湯質は4つの湯船に大きな違いは感じず、
どこもアワ付き抜群。保温効果は凄いです。サイズは手前から1番目と3番目の
湯殿の湯船は定員2~3人、手前から2番目と4番目は定員1~2人です。
湯の温度はどこも大体36度位でした。全ての湯船に沸かし湯を投入する
カランは付いているんですが、わざわざこの温泉に来る人は、使わない
(使いたくない?)方が多いんでしょうね。
こちらは間違いなく万人ウケはしません。お世辞にも風情があるとも言えません。
が、静寂の中、本物の温泉を長い時間独り占めできる贅沢がここにはあります。8人が参考にしています
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