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銭の要らない「砂湯」へは、いつ訪れても素晴らしいが、雪景色の中での入浴はまた格別である。この時ばかりは「長寿の湯」に浸かりながら掛け流しの新鮮な湯を肌で感じ、開放感と抜群のロケーションを目のあたりにすれば何とも言えない充実感に浸れる。源泉のある湯底からプクプクと気泡とともに湯が湧き出ている「子宝の湯」は私に適温であるが、座る位置とか時期にもよると思うが少々熱く感じることもある。ぬるめの「美人の湯」は夏期や長湯に最適である。ここだけ東屋のある「長寿の湯」は、熱めで私には冬期以外の入浴は少々厳しい。いずれにせよ3つの岩露天と大自然との景観が見事に調和した「砂湯」は、野趣に溢れて風情もある。そして温泉情緒を十分に満喫できる県北の屈指の名湯である。(今年2度利用)
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