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まず、最初にお断りしなければならないのは、1,500円というのは入浴料金ではなく、ご祈祷を受けるための料金であるということです。入浴券はご祈祷を受けると仏さまから授けられるものであって、単独での販売はしていません。何も知らない私たちは一人ずつご祈祷をお願いして、一枚ずつ入浴券をいただきましたが、同じ3,000円を一人が出せば3枚の入浴券をいただくことができます。ただし、別々に申し込めばご祈祷の際、それぞれ名前を呼んでいただけますが、一人が代表で申し込めば、その人の名前しか呼ばれません。何人か連れ立っていかれるときはご祈祷を申し込む際、気をつけてください。
さて、日ごろ不信心な私たちは、このようなご祈祷は初めての経験でした。ですから他のところでどのようなご祈祷が行われているのか知らないので、比較のしようがないのですが、初めての者から見ても、念の入ったものだと感じました。待ち時間も含めると小一時間ほどかかりましたので、時間も信仰心もないという方は、行くのをやめるか、バチが当たるのを覚悟して(信心がないということはバチも信じないということでしょうが)ご祈祷をパスするほかないでしょう。温泉に入る気まんまんで行った私たちは少し場違いなところに来たという感じがしましたので、温泉だけを目的に行かれる方はそれなりの覚悟が必要でしょう。
ご祈祷を終えて浴場へ。なかなかきれいな施設です。しかも浴場の入り口でペットボトルの空き容器を渡されました。なんでも飲泉に適しているとかで、それに御霊泉を入れて持ち帰るのだとか。書き忘れましたが、ご祈祷の後にはお札や開運箸がもらえ、ご利益のあるお茶を一口いただいたので、このペットボトルを渡された時には「なんと至れり尽くせりなんだ」と感心しました。ふと見ると、常連らしき人は大きなポリタンクを持ち込まれていました。飲用にする御霊泉は浴場入り口の蛇口から途切れることなく流れ出ていて、持ち帰りは自由になっているようです。
ご丁寧に、スー銭によくある「つぼ湯」のごとき浴槽には「五坤神の湯」という名がつけられ、それぞれ入ると交通安全、良縁、長寿などにご利益があるそうです。
厳密に言うと温泉の基準は満たしてないようですが、ややぬめりを感じる湯で、浴感はまずまず、水道水とは明らかに違いがありました。ただし、この湯に浸かってご利益があるかどうかはわかりません。ひとつだけ言えることは、焼酎をこの御霊泉で割って飲むと味が非常にやわらかくなり、美味しかったということです。やはり御霊泉というだけのことはあるかな?59人が参考にしています







