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七尾市街からR160の最初のトンネルをくぐって左(氷見からだと2つ目のトンネルの先を右)、
ひたすら田舎道を走らせると左手に看板が見えてきて一段上の丘の上に接骨院と併設の鄙びた建物があります。
紹介された新聞の切抜きや温泉遺産の記事が玄関の壁に貼られており、湯にはかなり自信を持ってる印象。
内湯のみで3,4人入れば一杯の浴槽ですが黄土色の湯の華が舞っておりました。
加温循環ですが循環は湯の華を除去するのが目的で消毒なし、
獅子の口から塩っぱい源泉が流れ出て浴槽からあふれ出ていたので加温掛け流しと言っていいでしょう。
総計20000mgの若干濁った濃い食塩泉で北陸随一のラドンが多く含まれている湯とのことです。
地元客が出て行った後は独占状態、湯の華をすくいながらじっくりつかってたせいか、
小雪が舞う寒い日にもかかわらず体はずっとポカポカでした。
七尾市内には和倉をはじめあちこちに公共民間の温泉がありますが、
湯のみなら位置的にも忘れ去られたようなここの湯を求めて損はないでしょう。
(2005.12.11入湯)0人が参考にしています