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投稿日:2004年12月9日
安くておいしい能登の家庭料理 (灯りの宿 まつだ荘)
能登旅行は一人こそよけれさん [入浴日: - / - ]
44.0点
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のと鉄道の奥の路線が2005年3月に廃線になるというので、この冬、沿線観光に行ってきました。
珠洲駅を下車してすぐの、海が間近に迫るところに、まつだ荘はあります。
一人で行きましたが、愛想のよい奥さんと、一見寡黙そうな、しかし話すと気さくなご主人、そして犬(!)が迎えてくれました。
ここの良さは、やはり料理です。
そんな高い食材を使った、ぜいたくな料理というのではありません。
電話で予約するときに料理について聞かれますが、通常コースといったところ、魚を中心とした海の幸がふんだんに出てきました。
さっき言ったように、ぜいたく料理ではありません。どちらかと言えば家庭料理です。小さなアジを焼いたものに、ゆず風味の味噌をあえたものや、いかなどの刺身、たこと小芋を炊いたものなどが出ました。
素朴な料理ながら、一つひとつが都会で食べるものとぜんぜん違います。
たこは、肉が柔らかく、しかも歯ごたえがあり、ここでたこを食べてしまうと、都会で食べるたこがゴムのように思えてしまいます。
また、特筆すべきは、ごはんと、味噌汁のうまさでしょう。
ごはんは、マンガ「美味しんぼ」の山岡士郎が食べると、「ごはんの一粒一粒が立っていて、噛むと甘みが口に広がり…」と言うでしょう。
おかずがなくても、ごはんだけでいい、というような、最高のうまさです。ごはんの炊き方だけで、ここの料理の良心的な感じがわかります。
家庭料理なので、お値段も「ええっ」というような手ごろなものです。
ほかにも、魚がちょっと、という方でも、肉料理もあります。
あと、部屋やトイレ、風呂もきれいで感じがよい、など良いところはまだありますが、マンガ好きは、階段の踊り場に、ユースホステルみたいにマンガ本がずらりと並んでいるのも、好印象を受けるのでは?
まあ、マンガなんか読まなくても、いい雰囲気といい料理でおなか一杯になりますが。
ただし、★を一つ減らしたのは、部屋がややタバコのにおいがしたこと。やっぱり、非喫煙者には、タバコのにおいは大きな減点ポイントです。1人が参考にしています
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