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午後から休暇をとって行ってきた。大阪の秘湯ともいえるこの温泉、山裾と川に挟まれた場所にひっそりと佇むこの地を踏んだ途端、むせ返るような山の息吹を感じた。森林と草の香りは実に心地よいもので、そんななか、かけ流しの温泉にゆっくりと浸かるのはまさに至福である。男湯には先客が一人、女湯は先客誰もなしという閑散としたものだった。それもまた好都合で、まことにのんびりと湯けむりに身を預けることができた。
温泉とは直接関係ないが、ここで飼われている人懐こい犬の姿が最近見られないのは寂しいことだ。同じく人懐こい猫は健在で、のんびり昼寝していた。
また、入り口付近に掲げれれていた「山空海憲法」を本日見かけなかった。少々恐ろしくかつ微笑ましい「山空海憲法」はこの施設の象徴なのに、それがないと何だかしまりがない。尤も、浴室内にはちゃんと窓に貼られているので、十分に愉しめるのだが。1人が参考にしています