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能勢の汐の湯温泉は、情緒あふれる一軒宿の和風旅館で、良い佇まいである。併設されている九岳庵というレストランも落ち着いた雰囲気で、料理も良質、ファミリーレストランなどより数段レベルが高い。
九岳庵で食事をすれば、1000円の入泉料が600円に割り引かれるのも有難い。ただし、900円以上のメニューを選択するのが条件なので要注意。
浴室は一階と二階にあり、毎週水曜日に男女が入れ替わるシステム、今回は二階の浴室を利用できた。浴室は広くない。
浴槽は四種が連なり、二種が天然温泉、残り二種は白湯らしい。
最も広い浴槽には赤褐色の天然温泉が満たされ、湯温は40度前後のぬる湯であるので長湯しやすい。鉄分の酸化が激しく、浴槽の淵には赤い小さな塊が沢山付着、浴槽の底は濁って見えない。尤も、主浴槽の湯は温泉らしい色合いには違いないが、金気臭は僅か、循環湯の宿命か。
左端の小さな浴槽が、源泉かけ流しの浴槽で、冷鉱泉が少しずつ浴槽にかけ流されている。冷泉なので長湯は不可能だが、火照った身体を冷ますには最適、さすが源泉かけ流し浴槽の湯は激しい金気臭で、湧いてから時間が経過した主浴槽の循環湯より色合いは薄いものの、臭気の程度と種類が全く異なる。天然温泉を実感できる良い湯だ。舐めてみると、強度の鉄分を感じる。ただし、飲用は不可とある。
風呂上りの休息場所も良い。休憩サロンと名付けられた洋風の休憩所は、明治時代の洋館の中にいるかのような雰囲気で、ゆっくりとくつろげる。
高速道路を利用すれば大阪市内からも意外なほど近く、穴場の温泉だ。0人が参考にしています






