東京23区内の銭湯は比較的公共交通機関でアクセスしやすい立地が多いのですが、こちらの「松本湯」は地下鉄東西線「落合駅」、JR総武線「東中野駅」、西武新宿線「下落合駅」と3つの路線の3つの駅からそれぞれ徒歩で行かれるのが強みです。特に「落合駅」からは徒歩3分ととても近い！

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  カレー屋さんの隣。看板を見落とさないように。

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  サウナ人気が高い昨今、若いお客さんの姿も多いです。

一歩中に入るととても新しくて綺麗な館内に感動します。券売機には入浴券大人1人480円の他、サウナ入浴（バスタオル付）980円の文字が。

さて「松本湯」に来たらサウナ付きをオススメします。一般の銭湯のサウナと比較して、こちらのサウナは凄いんです！何がどう凄いのかについては後で説明するとして、まずはサウナ入浴のチケットを購入してお風呂へ向かってみましょう。

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  サウナ入浴（バスタオル付）をポチッ。

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  受付でバスタオルを受け取りました。

脱衣所で注目はロッカーの一部に棚が作られていること。荷物の仮置き場としてとても役に立ちます。そしてロッカーの中に「マスク掛け」があることに感動。これはいいですね！

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  撮影は営業時間外にさせていただいたので、ロッカーのドアは全て開いています。

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  マスク掛けの配慮に感動

浴室で最初に目を引くのは大きなスクリーン。4枚のスクリーンを利用した画面では、通常は富士山などの映像を映すそうですが、場合によってはスポーツ中継などを流すこともあるそう。

これまでの銭湯と言えば景色を描いたペンキ絵が主流でしたが、これをその時々で異なる映像が見られるデジタル壁画だと考えると、こういったところにも令和の時代の銭湯らしさを感じます。

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  男湯の浴室内です。手前の青く輝く水風呂と奥の映像が斬新。なお、サウナを除いて女湯とは基本的に左右対称となっています。

洗い場も使いやすく、シャワーは固定ですがヘッドの部分は動かせます。そしてヘッドが大きいシャワーは流すときも快適。広い範囲が一気に流せます。

シャンプーとボディーソープの備え付けがあるのも地味に嬉しい。タオルはレンタルできるので、本当に気軽に手ぶらで立ち寄れますよ。

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  円い鏡が銭湯らしさを感じさせます。

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  リンスインシャンプーもボディーソープも泡タイプというのがまた使いやすいんですね。

さて「松本湯」のお風呂ですが、それぞれクールに漢字一文字であらわされています。
・石　バドガシュタイン鉱石風呂
・薬　漢方薬やハーブを使ったお風呂
・電　電気風呂
・寝　寝風呂
・座　座風呂
・水　水風呂
・泡　美泡風呂
の、全部で7種類。

「寝」「座」はそれぞれただの寝湯や座湯ではなく、ジェット水流を使ったマッサージ風呂になっています。

また「電」は男湯女湯ともに強めと弱めの2タイプが設置されていて、それぞれ一定の電流ではなく揉んだりトントンと刺激してくるマッサージ効果のあるタイプ。「寝」「座」「電」などをかわるがわる使うと、全身くまなくもみほぐされちゃいます。

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  左から「電」「座」「寝」。

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  「電」はなかなか効きます！

まだまだ「松本湯」の凄いところは続きます。次は「石」のバドガシュタイン鉱石風呂。ここではオーストリア産の特別なバドガシュタイン鉱石を使用。ラドン温泉と同じような効果が期待できます。

「石」と「水」には上質な紀州備長炭も使われていますので、よりミネラルの豊富なお風呂に！

さあいよいよクライマックスはサウナです。「松本湯」の乾式サウナは男湯20名、女湯10名ほどが入れるという銭湯としては破格の規模。しかもオートロウリュの設備があるのです。

銭湯のサウナでロウリュができるなんて！

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  銭湯とは思えない充実度のサウナ。なんとBGMはジャズです。なお定期的に熱波師の方が行うロウリュも開催されます。こちらは「松本湯」オフィシャルサイトのイベント情報をご確認ください。

女湯の乾式サウナは規模が小さいので男湯の方がお得かと思いきや、実は女湯のみスチームサウナも付いているのです。このスチームサウナもちょっと特別で、座るところの石の部分はなんとバドガシュタイン鉱石と富士山の溶岩で作られているのです。

もしかして女湯の方が凄いのかも。

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  女湯では左に乾式サウナ、右にスチームサウナ。

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  ここですよ！この座る部分の石のところがバドガシュタイン鉱石と富士山の溶岩です。

そしてサウナとくれば水風呂！

なんとも美しいタイル張りの水風呂は、中から青くライトアップされて幻想的。「松本湯」のお風呂で使用されているお湯は地下135メートルから汲み上げられた地下水ですが、水風呂ではこれを掛け流し、さらに紀州備長炭を沈めてクリアな美しい水に！

約16度に設定されたこの水風呂は、男湯で150cm、女湯で135cｍの深さ。階段を下りていくと自然と全身が浸かる立湯になっていて、水風呂の苦手な人も入りやすい作りになっています。

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  深い水風呂は水圧によるマッサージ効果も。

それでも水風呂は冷たすぎてムリ！という方には「水」の隣の「泡」をオススメします。こちらはただの泡風呂ではなく、季節にもよりますが28～30度ほどに設定されたぬるめのお湯。こちらならサウナの後に気軽に入れます。

また「松本湯」のご主人に伺ったおすすめの順番は、まずサウナで温まり、「水」で一気に冷やし、それから「泡」に入るという方法。私も試してみましたが、思わず「ほわ～」っと口から魂が出て行きそうになりました。水風呂はちょっと苦手な方にこそ、このやり方をチャレンジしてほしいです。

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  癒しのひんやり風呂としても使える「泡」。冷たすぎないのがいい！

他にも「松本湯」には、四方から高圧シャワーを浴びるジュビナバスや、寝転がれる畳の「風」などもあります。

浴室内に畳のスペースがあるなんてかなりびっくりしましたが、サウナ後にここで風に当たりながらごろごろするのはもう最高ですよ！

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  サウナの後のシャワーにも使えるジュビナバス。

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  「風」は上に2つ送風孔があり、角度を変えられます。

何もかもが新しくなった「松本湯」ですが、残されている古いものもありますか？とご主人にお伺いすると、ロビーの奥にあるステンドグラスは初代の頃から大切にしているものだと教えてくれました。ちなみにご主人は三代目でいらっしゃいます。

帰る前にはぜひこのステンドグラスと、そして「松本湯」のマスコットであるスッポンモドキの「かめきち」君もご覧になっていってくださいね。かめきちくんのオリジナルグッズも販売中です！

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  昔と変わらないステンドグラス。

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  ロビーの奥には人間をダメにする系のクッションも。

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  「松本湯」マスコットのかめきち君。

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  かめきち君グッズも販売中！

銭湯とは思えない充実度の「松本湯」。480円というワンコイン価格はサウナ料金をプラスしても千円でお釣りが来ます！リニューアルして生まれ変わった令和の時代の銭湯を、ぜひあなたも体感してみてください。

テントサウナなどの企画もあるので、これからも「松本湯」から目が離せません！