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投稿日:2020年4月21日
2年ほど前でしょうか… (宿泊した日付… (鎌倉温泉)
湯巡りさん [入浴日: 2018年4月21日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
2年ほど前でしょうか… (宿泊した日付は正しくありません。)
会社の同僚に聞き、鎌倉温泉を知りました。
初めて行った時はちょうど今くらい…桜や色々な花が咲いていて、宿を見下ろした時の綺麗さは今でも鮮明に覚えてます。
外観から建物の古さに驚かされ、どこか懐かしい気持ちになりました。チェックインをし、部屋に案内され荷物を置き早速お風呂へ。
脱衣場は15人分位の籠があり、風呂場は狭く大人3人が入れるくらい湯船は狭いです。洗い場は3ヶ所。
狭いのが印象的…。
体を流し、湯船に入ると外から薪の匂いが一瞬にして少年時代を思い出しました。少し窓を開け薪の香りを嗅いだのは数秒だったのですが、60代位の常連さんでしょうか…「いきなり開けんな!この!」と叱責されました。初めはこちらも遺憾に思いましたが、言い返しても言い合いになるだけだと思い我慢しておりました。洗い場が空き私が洗おうと湯から出ると、「俺が使うんだ」とさっきの常連さん…仕方なく私は空くまで待っていてその後、体を洗いまた湯船へ…すると失礼な言い方になってしまいますが、少し強面な小柄な方が一人入っていただけなので、少し広く感じました。
その後、子連れのお客さんが入って来て、子供は、熱くて入れない様子、お風呂場に入る前に脱衣場の壁に、暑い場合はホースの水をお使いください。と書いてあったのを思い出しました。それを子連れさんに伝え、ホースで水を入れるか入れないかの間に常連さんに蛇口を止められ、今度は「ぬるくなるべこの!」と、お叱りを受け私も叱責ととれる言い方でしたので、前の窓のこともありイライラしていたので、「壁に書いてありました」と言うと無視され…とりあえず子連れさんもシャワーを使いに行ったので、私は湯船に浸かっていました。
すると小柄な方が方がムッとした表情で、ホースの水を入れ始めました。子連れさんも洗い終わり湯船へ、すると小柄な方が、子連れさんに「こっちだと水入れてるよ」と話しかけ、優しい表情になってました。私は人は見掛けじゃないと思い気持ちもほっこりしました。すると常連さんが小柄な方に何か言い出すのかと思いましたが、何も言いませんでした…小柄な方がどんな方かは存じ上げませんが、とりあえず常連さんは上がって行きました。
すると小柄な方が、「はじめっからあんな言われ方したら嫌な気分になってしまいますよね」と、話しかけてこられました。思わず、ありがとうと伝えました。
「人なんて言い方一つで、良くも悪くもなってしまう。温泉に来てお風呂で揉めたらもったいない!皆、楽しみだったり、楽しく入りに来てるのに」と、その後も小柄な方と話をし、まぁ〜楽しい方で先程口論になりかけていた常連さんのことを忘れさせてくれる様でした。
小柄な方が上がるとき、私に「また、来てくださいよと、俺んちじゃないですけどね、いいところです。」
と上がっていかれました。たぶん小柄な方も常連さんかな…。
その後、料理はすごく良い!宿泊代が安いので、あまり期待はしてませんでしたが、美味しのと満足いくお膳でした。(私の感覚ですが、安いプランの旅館やホテルは料理は本当に残念だが、鎌倉温泉のお膳は大満足です。)
料理を食べ終わり、部屋に戻り一人静かな和室でぼ〜っと、これもまた日頃の生活から解き放たれリラックス出来る時間でした。
次の日、朝食をいただき(これも大満足、日本の朝ご飯ってところでしょうか…)
その後、ふと、腕を触ると乾燥肌の私の腕がスベスベになっていて驚きました。温泉が本当に良いのでしょう!
その後チェックアウトをする際、前夜のお風呂での話をフロントの方にお伝えしようと思ったのですが、チェックアウトする方が並んでいたため、そのまま宿を出ました。蔵王の観光地を見ながら帰宅しました。
その時の旅で、本来なら常連さんの事を思い出し嫌な気分になりそうですが。鎌倉温泉さんの良さがそれを塗り替えて良い思い出と残っております。(小柄な常連さんらしき方がたまたま居たのも)
2年経っても忘れるとこのできない温泉宿です。
今はコロナウイルスで、出張先で自粛中…急に鎌倉温泉を思い出しました。コロナウイルスの騒ぎも終わり、落ち着いたらまたのんびり足を運んでみようと思います。
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