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運動公園の南にあります。幹線道路には看板が出ていたのですが、運動公園前まで来ると看板がありません。ややまごつきながら曲竹温泉ルビナスセンターに到着です。
玄関を入り左手の下足箱に靴を入れ受付へ。受付の横はカウンターになっていて、さながら居酒屋の雰囲気。夕方でしたがすでにできあがっている人もいる様子。その後ろを失敬して風呂場へ向かいます。なにやら毒気にあてられた感じで、不安な思いをおさえつつ脱衣場に入ると、そこは案外小奇麗でした。リターン式のコインロッカーさえ備え付けられています。それも十分な数です。複雑な気持ちで浴場の扉を開けると、今までのもやもやとした気持ちはふっとんでしまいました。そこには10数名は入れると思われる浴槽が二つ並んでいて、緑味を帯びた黄土色の湯が滔々と注がれいます。勇んで湯に浸かったことは言うまでもありません。入って左側が熱め、右側が温めになっていました(男湯)。湯に浸かるとわずかに金気臭がします。湯口に近づくと、それほど多くはないものの肌に気泡が付着するのがわかります。近くにある黄金川温泉によく似ていますが、黄金川温泉の方が色や金気臭が濃いように感じました。
入り口付近の居酒屋の雰囲気、浴場の窓の外は殺風景な物置などと、どこか調子の狂うようなところのある、けれどもなかなかほかにはない雰囲気を漂わせたルビナスセンター。不思議に人をひきつけるものを持っていると思いました。近くにあればきっと常連の端くれになっていることでしょう。0人が参考にしています