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投稿日:2005年7月30日
泉質重視ならこちら (湯郷鷺温泉館(ゆのごうさぎおんせんかん))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
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湯郷鷺温泉館はいわゆるスーパー銭湯、一度入浴したことがあり、綺麗な施設に好感を抱いたものの、大規模施設ゆえにやはり循環の湯、家族連れには良いが、温泉そのものを堪能するには少々不満が残る。そこで、鷺温泉館の隣にある療養湯に注目してみたい。今回は療養湯に入泉した。同一経営母体の施設で、ホームページにも、「もうひとつの鷺温泉」として紹介されている。
同一敷地内のある別棟の建物で、共同湯的雰囲気ながら、小奇麗な建造物である。向かって右側が村湯、左側が療養湯だ。村湯は地元民しか利用できない。入口を入ると券売機があり、入浴券を購入、村湯100円に対し、療養湯600円には少々複雑な心境にさせられるが・・・
上がり口すぐに源泉が飲用できる設備があり、いかにも療養湯らしい。建物に足を踏み入れるだけで硫黄臭が鼻をつき、飲泉するといやがおうにも湯治の雰囲気が高まる。
脱衣場も浴室も、小振りなもの。しかしながらさすがにここは源泉かけ流し、加温もなし。右側の浴槽には、浴槽に下から新鮮な湯が注入されており、静かにオーバーフロー、純粋に湯を堪能する施設であるため、シャンプー・石鹸の類の使用は禁止されている。療養温泉において、身体を石鹸でゴシゴシは無粋な振る舞いであり、禁止は全く不自然ではない。
一つの浴槽を二つに区切ってある構造で、左側の小さな浴槽は二人入ればせいぜい、右側から湯が少量ずつ注がれる構造になっており、そのため湯はぬるめ。こちらの浴槽では泡付きも見られなかった。湯は右側の方が新鮮だ。
この温泉は、硫黄臭・泡付き・つるぬる感の三点セットを堪能できる優れもの、狭い施設だが、療養湯を選択して損はない。丸一日経過してもほのかな硫黄臭が身体に残るほどであった。
それぞれ利用目的によって使い分ければよいが、温泉そのものを堪能したいならば、鷺温泉館よりも療養湯を選択する方が満足度は高いと思われる。同じ600円を支払うなら何でもそろう大きな設備が好ましいと考える人は、鷺温泉館を選べばよい。5人が参考にしています
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