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- 草津温泉望雲の口コミ ホテル望雲
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湯畑から約3分弱のやや高台に位置するホテル望雲さん。創業は慶長年間の伝統あるお宿で、小林一茶や十返舎一九、近代では高村光太郎夫妻、斉藤茂吉も逗留したといいます。個人的には鄙びた湯治宿が好みなのですが、今回は両親を案内しての宿泊だったため、ちょっぴり奮発しました。
想像していたよりはコンパクトな館内ですが、そこそこ高級感もありモダンジャパニーズの雰囲気も感じられます。土屋和貴氏によるフラワーアレンジメントの個展作品も展示されていました。
お目当てのお風呂は万代の湯、西の湯、遊山の湯の3箇所に大別され、万代と西の湯は朝方4時まで男湯、遊山の湯は女湯、それ以降は男女入替制を採用。したがって宿泊すれば3つの浴室を楽しめることになります。
・万代の湯
万代鉱泉を使用した浴室で、20人サイズの内湯と7-8人サイズの露天から成ります。内湯は中央に円形の湯口モニュメントから源泉が投入され、オーバーフローの掛け流し。鮮度も良くキリリと熱めで鮮度良好の湯が楽しめます。露天は夜間だとかなり暗めの照明ですが、それがまた味わい深くてグッドでした。
・西の湯
西の河原源泉を使用した浴室で、15人サイズの内湯&5-6人サイズの露天、茶釜の湯から成ります。湯畑や万代鉱泉とは一味違う源泉で、湯畑よりも刺激的で玉子臭がするのが特徴ですが、万代鉱泉のような鋭い当たりはありません。サラスベした石膏系の肌当たり、体感43度(露天は44度)で、浴後はサッパリと爽快感があります。共同湯では凪の湯のみで、西の河原源泉が堪能できます。
・遊山の湯
西の河原源泉と万代鉱泉の両方を一度に楽しむことの出来る欲張りな浴場です。内湯ではそれぞれ10人サイズ浴槽が二つ並び、向かって右が西の河原源泉浴槽、左が万代鉱泉浴槽になっています。入り比べると、二つの源泉の違いも良く分かります。男子は宿泊した翌朝4時からチェックアウトまで入浴できます。この浴室だけでも充分満足のいく湯浴みが堪能できると思います。脱衣所のほかに寛ぎのスペースもあり、無料のマッサージチェアも完備してありました。女性受けも良い印象です。両親も一番気に入ったとのこと。
宿泊に関しては、部屋も問題なく落ち着けるもので、料理もまずまずといったところ。総合的には満足のいくものでした。何よりも浴室が3箇所もあり、湯巡りが楽しめたのは良かったです。
写真は上が遊山の湯の内湯、下が露天です。評価はお風呂のみを対象としました。2人が参考にしています