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草津温泉の共同浴場は20以上もあるそうです。今回はそのうちの一つ”饅頭屋の奥”がキーワードの「凪の湯」に行ってきました。最初、バイクを止める場所が分からずこの付近をうろうろしていたら、後で駐車場を発見して徒歩で出向いた時「柏ナンバーのバイクでこの辺り通りましたね」と饅頭屋の人に言われてしまいました。
湯殿のラインナップ
脱衣所(鍵なし棚)
浴槽(大き目ホースでうめる)
饅頭屋はなんと平日の朝7時過ぎであるにもかかわらず営業していました。大体そんな時間帯であるのに、付近は部活に行くと思しき体操着の中学生や、体育会系の部活の遠征で訪れたとみられる屈強な若者集団、浴衣姿のおじさん達などなど、他ではなかなか見られない、観光地特有の人物光景が。気の弱い私は饅頭屋の誘惑に負けて、1つ試食で貰ってしまいました。
饅頭は自家製、12個600円からとリーズナブルです。1個貰ったし、更にお茶まで貰ったんだから買わなきゃ嫌な顔されるかもなと(そうでなくても、この値段ならいいかなと思いました)気弱な思いがよぎったので、600円の一番安いものを買い求めました。3種類くらい饅頭があるらしく、次回行く事があれば、別の饅頭も入ったセットを買っても良いかもしれませんね。
肝心の温泉ですが、饅頭屋のすぐ横の建物の間の狭い通路を通るとあります。饅頭屋が営業している時間帯に饅頭屋の”攻撃”をかわしつつ入る事は不可能に近いかと思われます。建物は配置構成こそ裏庭の物置風ですが、建物そのものは立派でした。薄暗い階段を下りていくと脱衣所とそのまま繋がって、つまり衝立などの仕切り無く浴槽がありました。浴槽には大きなホースが轢かれていて、水で埋められるようになっています。
饅頭屋のおばちゃん「裏の温泉は熱いから、私なんか服を脱いでいる間に水で埋めちゃうんだよ」
言葉に倣って水で埋めていきますが、浴槽の熱さは簡単にはぬるくはなりませんでした。かなり熱く、一瞬手を触れただけですが60℃位はあったんではなかろうかと、いやもしかしたらもっとあったかもしれません。
2,3分埋めてやっと42℃位まで下がり、入れるようになりました。この間、他のお客さんは誰も入っては来ませんでした。隠れ家のような施設なので、それこそ知らない人は全く分からないかもしれません。
草津の共同浴場の中でも特に熱い!うめずに入ってやるぞ!という猛者が現れる事でしょうが、それは危険なので止めた方がよろしいと思います。2人が参考にしています