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投稿日:2012年5月14日
草津温泉伝統の時間湯を体験 (千代の湯)
温泉ソムリエ・2代目富士実さん [入浴日: 2012年5月12日 / 2時間以内]
55.0点
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草津温泉千代の湯の時間湯は、始めての体験です。
湯長さんと呼ばれる指導者の元で3分間の入浴をします。
時間湯の扉を開けて迎え入れてくれたのは時間湯の女性の湯長さんです。
中に入ると、男女別の脱衣所に通されます。
中は4畳半ほどのスペースに中央にはストーブが炊かれています。どうも今回は私一人の参加の様です。
暫くすると湯長さんが部屋に入って、560円の料金を徴収した後、健康状態などの質問と注意をしていきます。その後、湯長さんは浴室に行き、時間湯体験の準備をされています。
湯長さんの「ではお入り下さい」の声が係り、浴室に入っていきます。
20畳程の浴室は、厳粛的な雰囲気です。
この時点では服を着たままで、まずは、片隅に祭られた神棚に、ニ礼ニ拍手一礼でお参りします。
その後、湯もみ板を手に持ち、湯長さんの「草津良いとこ~ 一度はおいで♪」の湯揉み唄に合わせ、2回ほど湯揉み唄を繰り返し、湯揉み終了です。
一旦、脱衣所に引き上げ、湯長さんが湯揉みをする音が聞こえた後、湯長さんが「どうぞ行きましょう」とお声があり、いよいよ入浴です。湯長さんの指示の元、全裸の状態で、浴槽脇にしゃがみ「足に10杯湯を掛けて下さい」との湯長さんの声がかかります。
次はしゃがんで頭にタオルをかぶせ、手桶で30杯の湯を頭に掛けます。
最後に下半身にかけ湯をして身を清めて、入浴準備出来ました。
「したくがよろ宜しければ、ソロソロ下がりましょう」の湯長さんの声にお湯に入ります。
覚悟していた程熱くはなく、熱い湯好きの私には丁度良い湯温です。
「揃って三分~」の湯長さんの声に「オー」と応えます。その後、一分経過したら、「改正の二分~」 「オー」
ニ分経過したら、「限って一分~」 「オー」
三十秒前には、「チックリ御辛抱~」 「オー」
さらに、十五秒前には、「辛抱のしどころ~」 「オー」
いよいよ三分経過です。
「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう」 「オー!」
初めての時間湯。三分間はあっという間でした。
入浴後、脱衣所に戻った後も、バスタオルを体に巻いたまま座って休憩です。
ここで体を冷やさず、汗を出し切ることが大事だそうで、水分補給をしながらゆっくりと体を休めます。
10分程の休憩の後、ようやく汗が引いたので服を着て時間湯を後にしました。本当に意義ある時間湯体験でした。
草津温泉に来たらまた、時間湯に参加したいと思います。4人が参考にしています
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