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津軽平野にまだりんごの花が咲く前に青荷温泉に行ってきました。前に何度か立ち寄り湯をしていたので、今度は泊まって見ようと思ったからです。ちょうど芽吹きの季節で、山々が独特の色合いに包まれていたころです。
うわさには聞いていましたが、部屋探しからすべて自分ですると知って驚きました。しかし、私の部屋のランプが不具合で、交換をお願いしたところ、すぐに飛んできてくれました。おお、やるべきところはやるんだな、と妙な安心をしたものです。でも、ないない尽くしも、それはそれでなかなか味のある体験だと思ったものです。
食事も隣の人と肩が触れ合う感じの超すし詰め状態で食べなければなりません。小学校の時の修学旅行を思い出しました。暗くなると何も見えなくなるので、見える間に食べないと何を食べているのか分からないと、真剣でした。その日、生まれて初めてたくあんのてんぷらをいただき、こんな食べ方もあるとびっくりしました。
一番感動したのは、やはり風呂です。暮れなずむ空を見ながら入る露天は最高でした。また、竜神の湯の窓を開け放ち、滝を見ながら入るのもいい気分でした。ランプの灯りの中の露天も秘湯そのもののムードを醸し出します。露天の女性タイムに、竜神の湯に入りに行ったら、年配の女性(恐らく。声しか聞いていない)から「まだ女性タイムですよ」とすごい勢いで叱られたのが忘れられません。
私は何もないから面白い。そんな得がたい非日常の体験ができた青荷温泉でした。ひとつだけ笑ったのは、ビールを冷やすためにだけは冷蔵庫があるという一点でした。自家発電かどうかは分かりません。兼六の湯のところの自動販売機と宿の売店の飲み物を冷やすケースにだけは電気が使われていました。こればっかりは冷えてないと役に立ちませんからね。2人が参考にしています