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山梨県甲府市太田町
温泉銭湯。昔ながらの番台のある銭湯に入るのはずいぶん久しぶりだ。番台のおばちゃんいわく、「ここの温泉は身体にいいんで是非飲んで行きなさい。」と自信たっぷりげ。丸い脱衣かごは籐できている。懐かしい雰囲気だ。
浴室に入ってカランの前に座ると、常連客らしい隣のお爺さん「こっちの方がいいよ。」と。一瞬なぜかしらん?と思ったが、私が座ったところは前に鏡がなかった。なるほど納得。(苦笑) 浴槽は三つ。身体を洗い終わって、どのの湯舟に入ろうかと迷っていたら、身体を洗いながらの別のお爺さん、三つの湯舟の湯温の説明をしてくれた。あつ湯と適温とぬる湯だ。そのうちに番台のおばちゃんまでも浴室まで入り込んで来て「慣れないうちは、熱いのには入らん方がいい。湯あたりするから。」と察してくれる。威勢がいい事この上ない。そして、みなさん世話好きの人ばかり。この温泉がそうさせるのか…。
私の体感では適温のお湯は42℃、温湯は39℃くらい。あつ湯の湯舟に手を入れてみたら、さすがに熱い。46℃くらいだろうか。お湯の色は、きれいな琥珀色の透明。ヌルヌル感もあり高級感さえある。飲んでみたら、意外にさっぱりして飲み易くて美味しかった。さすがにあつ湯には入れなかったが、温湯と適温の湯を交互に入って上質の湯浴みを楽しませて頂いた。
そこまでは良かったが、お風呂から上がってもダラダラと汗がなかな止まらない。そして軽いめまいも…。湯あたりでもしたのかしらん。湯力、温泉力がすごいのだろう。強烈なパンチを喰らったような感じだ。
建物の外観からは想像も付かない極上のお湯がある。人は見かけに…いや、“銭湯”は見かけによらないということだろうか。(笑)
営業時間 (14:00~22:00 日曜 7:00~ 木曜定休日)
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