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07' 10/23(火)早朝、一夜の宿となった沢渡温泉のまるほん旅館さん(ああ、素晴らしい湯!)をあとにして、イーダちゃんは145号線を西へと遡行---そうしてAM08:50、久方ぶりの川原湯温泉へとたどりつきました。
前にこちらの共同湯、王湯に来て感嘆した記憶があるんです。ただ、残念ながらそのときは「聖天様露天風呂」の場所がわからず、結局入れなかったんですよ。今回はその雪辱も兼ねての訪湯でした。
ちょっとお風呂から離れた坂下にクルマを駐車させていただいて・・・青苔が見事に貼りついたコンクリート塀のうえの石段を50m程上りますと・・・
ああ、かすかな朝靄のなかに見えるあれは、写真通りの露天風呂じゃあないですか。
時刻は09:00ジャスト、僕以外のお客は見当たりません。
あるのは木々と山とお湯と朝靄のみ・・・。
「はふう」と嬉しさで全身がゆるんじゃいました。
携帯写真もバチバチ撮っちゃいました。入場の100円をチャリ~ンと入れて、お湯が熱かったんで水を結構入れて、掛け湯してからお湯入りすると・・・ああ、もう、コレは(^<>^;>
硫黄とかすかな油臭を伴った、野趣豊かなこちらのお湯は、超絶品。予想してたよりはるかによかった。ほとんど濁り湯みたいな淡い、白いお湯。湯中でてのひらをひらひらすると、そのまわりの白い糸くずみたいないっぱいの湯の花もくるくる回ります。
たっぷり堪能しまくって、出たり入ったり、風にあたったり木々を眺めたりのサイクルを何サイクルか繰り返して、呆けた老猿のようにまったるしていると、20代の作業服姿のの男女がふいにやってきました。
「すみませーん、湯口の温度計らせてくださーい」
彼ら、温泉の湯口の温度と温泉の1分あたりの湧出量を計っていきました。
ちなみにこの日の「聖天様露天風呂」の湯口の温度は、74.5度。
少しうえの「聖天様」におまいりして帰ります。
本当にいい湯です。これがもうじきこの地上からなくなっちゃうなんてねえ、胸がきししと軽く痛むややほろ苦の帰り道となりました。0人が参考にしています