北浦温泉 北浦荘の口コミ情報茨城の湯治場

北浦のほとりにある、行方市の公共温泉施設。
外観はコンクリート、私好みのボロい（渋い）建物。
地元の人のお話では築５４年だとか。
入口に「源泉掛け流し」と書いてあり、期待に胸が膨らみます。

入口に地元の野菜などを売っていて、自販機で４００円払って入館。
靴箱にも脱衣所にもカギなどはなく、棚に服を入れます。

浴室はカラン６つの小さなもの、（口コミによれば）以前は石鹸だけだったようですが、今はシャンプーセットが３組置いてあります。
湯船は８人用くらいと２人用くらいの２つ。
１６度の鉱泉を加熱した、薄黄色のナトリウム炭酸水素塩泉で、ヌルスベ感があります。
微かな塩味があり、消毒ありなんですが、塩素とは違う心地よい匂いも感じます。
天井が低いため、背中にポトリと雫が落ちて冷たい。
湯治場の雰囲気です。

「茨城で掛け流し？」と半信半疑でしたが、湯は蛇口から出しっ放しになっているだけなので、本当に「掛け流し」 のようです。
凄いですね。
浴室に５、６人いる時間もあれば、貸切の時間もありました。

１階に休憩室が２つ、２階にも大広間があり、大勢来ても大丈夫そうです。
食堂はありませんが「飲食持ち込み自由」なので、地元の人たちが寛いでいました。
ポットや電子レンジもあるので、カップ麺を食べたり、弁当をチンすることも出来ます。
車でしか来れない場所なので、呑めないのは残念ですが、ノンアルコールビールの缶を１６０円で売っていたので、それとスナック菓子でゆっくりしました。

皆さん湯治みたいに何回も入浴するらしく、私も３回入浴したらポカポカになりました。
自宅から２時間弱なので、また来ます。