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中ノ沢温泉では随一の高級旅館だとは思う。
やっと予約が取れたので、わたしと妻子と年寄り夫婦5人で宿泊。
建物は新しい。清潔感もある。
温泉が良質なのはまぎれもない。
部屋数が少ないので、ゆったり入れる。
しかし、大浴槽と露天風呂だけでは物足りない。
飲泉ようのコップもない。(飲もうとしてもほんの少ししか飲めないものなのだが)
貸し切り風呂も入ったが、家族で入っても40分は入っていられない。
同じ中ノ沢で、あとから敷地内で露天風呂や大浴室を建て増したのだろうというところにも泊まったこともある。
清潔感や高級感では万葉亭にははるかに及ばないのだが、どうせ何度も入るのだから、浴室がいろいろあった方が楽しい。
食事は大変おいしく、凝っていて、お品書きも高級感を出していたが、ご飯もデザートも催促しないと出てこないのには困った。
酒を飲まない人間は、料理と一緒に御飯を食べたいのに、めぼしい料理を食べてしまうまで御飯が出てこない。(これは、ここに限ったことではない)
サービスのつもりなのだろうが、子ども連れには迷惑な配慮だ。
決して悪くはないのだが、もう行かないと思う。
年寄り夫婦を連れて行くとしたら、ここに一泊する料金で、もっと安くて庶民的なところに二泊できるのだから、そちらを選ぶ。
食べきれないごちそうよりも温泉が目当て、という人には向かない。
くどいようだけれど、ちょっと高級感を味わってみたい、という人には向いている。
わたしのような貧乏人には、ビールの自動販売機の無いような宿は向かない、ということ。
なお、ビール中瓶一本735円。
団体客は受け入れないところなのだろうし、そうしなくては経営が成り立たないのだろう。6人が参考にしています