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投稿日:2010年9月29日
どこの調査?おもてなしNo.1 (稲取 銀水荘)
minato.miraiさん
[入浴日: 2010年7月4日 / 1泊]
22.0点
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33.0点
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22.0点
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22.0点
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33.0点
例年、夏の旅行はツアーが多かったが、今夏は足の不自由さが増した老親のため、
また他のツアー客の行動について行けないことを考慮して四人旅を計画。
一ヶ月前の踊り子スーパービュー個室を往復予約。
早朝六時の売り出しを二日間に渡り一番乗りして指定券を購入し、おもてなしNO.1の旅館に思いを馳せた。
駅に着くと旅館まで送り届けてくれる迎えのマイクロバスが待っていたが、
乗り込んだ車の窓は潮がこびり付いてまだらになっている。
新車である必要はないが、掃除が行き届いていること、
清潔であることが第一印象になり、もてなしの基本だと思える。
「この旅館の選択は適当だったのだろうか」と不安になってきた。
その後、不安は的中したように重なる。
夜の食事で予約したコース料理が出てこない。
口コミにあった「宿泊者に合わせた料理の変更」だったのかと気持ちを変えたが、
それにしても90歳になる老親に堅さが残るアワビの躍り食いはないだろうと予約の応対を思い返してみた。
コースで申し込んだ際に、料理コース(期間限定プラン5室限定)予約はイッパイですと断られたが、
上席と思われる男性に代わり『部屋はあります、大丈夫です』で予約を入れた。
申し込み後4日たっても案内状が届かないので問い合わせを入れると、
「あと3日したら送るところでした」との回答。
やがて届いた案内状は旅館の数ページあるパンフレットのみで、ツアー定番の料金、コース料理の詳細は同封されていなかった。
予約に際して申し込んで居る料理コースが違う場合、
または申込者の思い違いがあると思われる場合には
再度両者が確認をとれる予約システムが快く過ごせるおもてなしではないだろうか。
個人客相手だとそんなものかと思ったが一泊は30,000円/1人。
食事は部屋食で宿泊料金に併せようとしたのか、アワビの躍り食いと伊勢エビの刺身なんて金が舞い飛ぶバブル期ならともかく・・・・。
土地柄と宿泊した年齢層を考慮すれば、アワビの躍り食いよりも金目鯛煮付けのような、
歯に負担のかからない料理が提供されるべきであったと思われてならない。
出されてしまった食事を断るわけにも行かない。
夜は旅館のイベントで太鼓ショーが開催された。
「太鼓ショーの後に今夜買えば土産物5%レス」
なんだ土産物を売るための集客か!土産物を煽られるようで落ち着かない。
ツアーではあったがこの数年、湯西川温泉、奧飛騨温泉、南紀勝浦温泉,
焼津黒潮温泉等の名旅館を泊まり歩いてきたが、
今夏お世話になった旅館のどこにサービスNO.1の面影があるのか不思議でした。
料理の味付けそのものはとても良かったし、従業員さん達の働きも良かったが、
時間の掛かる配膳、オーダーした飲み物は食事が進んでしまっているのに
出てこなかったりと、サービスNo.1の前に働く方達に対して
経営者の思いやりシステムが古くなりすぎているのではないかと思われた。
客室従業員さんに対しての不満は一切ありませんが、どこの調査で”おもてなしNo.1”になったのかが知りたくなった。
帰路の踊り子スーパービュー個室車中で老親は「今年の旅行はJRが一番だったネ」。2人が参考にしています