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食事処でめずらしいお辞儀見ちゃいました。時代劇か茶席でしか見ない「平伏」を新米らしき店員さんが小上がりで深々と。(もしかしたら茶席で研修?)そう思ってみるとこの施設、内装、調度、作庭、従業員のたたずまい、すべて茶人の趣味にストライクです。
温泉の醍醐味は「裸になって動物に戻る」。茶の湯の理想は「身を慎んで美しくなる」。サクラは客層がいいと言われています。おそらくこの「茶の湯の心」がいつもなら動物に戻ってしまう入浴客を人間に引き止めているのでしょう。
この雰囲気をある人は「背筋が伸びる」と言い、またある人は「くつろげない」と感じます。私はというと、もちろん大好き。
さて食事。満腹になりたくなかったので、担々麺の「小」を頼みました。どんなサイズで出てくるのかと思ったら「丼」でした。昔ながらの懐かしいジャパニーズモジュール。そういえば、このごろ外食の一人前が食べきれないなぁ、年だなぁ、と思っていたら、なんとドンブリが巨大化していたんだわ。謎が解け、味も美味しく、たいへん気持ちよく頂戴致しました。(合掌)
噂通り、お湯は…………。逆に考えれば、湯あたりの心配がないから、長湯ができる。年寄りでも疲れる気遣いがいらない、気楽な温泉です。
東京都のお年寄りは都営交通のフリーパスを持っている。都営三田線巣鴨駅を使って、うちの老母は交通費ゼロ。(総額では結構安かったわ)と思った帰り道、年寄りの原宿と名高いとげ抜き地蔵尊商店街で浪費しました。0人が参考にしています