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本来は1階大浴場が「こがねの湯」屋上露天風呂が「しろがねの湯」となっていますが。1階も「しろがねの湯」でした。旅館のパンフレットの差し込まれた印刷物に「温泉の変更について」と題して「当館、大浴場の「黄金の湯」の引湯方法について改善しなければならない箇所が認められました。改善にはしばらく時間が掛かる事が予想されます。その間、メタケイ酸含有泉の「白金の湯」に変更させて頂きます。」と書いてありました。残念でした。これで通常時と同じ料金(1100円)ではがっかりです。建物の脇に給水口と書いてある大きな水栓があったので推測ですが黄金の湯はどこからか運んできていたのではないでしょうか。しかも「白金の湯」が張られている浴槽の底には、その湯に似つかわしくない黒っぽい「湯の華」が沈殿していました。「黄金の湯」の強力な成分がこびりついているのかと思いながら恐る恐る足で触れてみると浴槽全体に舞い上がってしまいました。これも推測ですが配管やボイラーの洗浄をしないで注ぐ湯だけ変えたので「黄金の湯」の湯の華のカスが浴槽に注ぎ込まれているのではないでしょうか。堂々と告知していることは当然とはいえ好感が持てますが結果としては残念でした。伊香保温泉の「黄金の湯」は素晴らしい湯で大好きな湯ですが、伊香保温泉街全体には様々な問題点があることを改めて認識しました。帰る時は愛想の良い女将さんが親切に見送ってくれました。旅館なので泊まって、もてなしや料理を楽しめば違った楽しみがあるでしょうが、立寄り利用ではお勧めできません。
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