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投稿日:2007年10月21日
過剰な塩素消毒が残念 (伊賀の国大山田温泉 さるびの)
湯けむり天使さん
[入浴日:
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/ 滞在時間:
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33.0点

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大阪方面からは、名阪国道の中在家インターで下りて一般道を20分程度走ると到着。かなり山深いところで、森林浴やキャンプにはふさわしい場所である。休日には人が多いというのもうなずける。ともかく村おこしそのものは成功したものと慶賀すべきなのだろう。ただ、村おこしのための新しい箱物温泉施設の内容については、各地の施設ともに言えることであるが、温泉施設を建設するにあたり、源泉を大事に利用しているかどうかについてはここを含めて不満点が多い。
私が利用したのは平日の午後であり、さほどの混雑はなかった。まだ新しい施設で、館内に食事処などあり一日過ごすことも可能だろう。フェースタオル付きのため手ぶらで入浴可能であることもあり、入浴料金は800円とやや高め。また下足箱のみならず脱衣場もそれぞれ100円リターン式がやや面倒でいけない。
浴室は石造りの「ささゆりの湯」及び木の香漂うと喧伝される「けさんの湯」があり、男女入替え制、私の利用したのは前者だった。
脱衣場から二階に上がれば源泉かけ流し風呂があり、早速ここを目指したが、小さな浴槽に四人が浸かっており入る余地なく、他の浴槽で身体を暖めた後に空いている時を見計らって改めて入浴してみた。
内湯、露天風呂ともに循環浴槽はかなり強い塩素消毒臭に苛まれることになる。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉の湯は無色透明の心地よいツルヌルの浴感ではあるものの、加温・循環・塩素消毒というおなじみの三点セット、せっかくの浴感が強烈な塩素臭で台無し、空気の綺麗な田舎の小奇麗な施設で塩素にむせ返るというおなじみの悲しい思いを余儀なくされる。
小さな源泉かけ流し浴槽は人肌程度の湯温であるために皆さんいささか長湯であり、休日などに入館した日にゃ一度も入浴できずに退散ということも十分考えられる。源泉かけ流しと喧伝している以上天然温泉の芳香の人肌程度のぬる湯に天然温泉の芳香に包まれての極楽至極な入浴を期待したが、正直言って浴槽の臭気に萎えたというのが実態。確かに貯湯槽から浴槽に直接源泉を注ぎ、湯は循環させずに流してはいようが、塩素の臭気で天然温泉の芳香が消えている浴槽は源泉かけ流しの名に値しない。
湧出量から考えて温泉資源の確保の観点から循環利用はやむなしと思うが、源泉かけ流し浴槽にまで塩素を入れて温泉を殺すのはいかがかなと思う。入浴客が多いため衛生管理面からの塩素消毒であろうが、行政の臆病な面が哀しいかなこんなところに現れている。源泉は良いのに勿体ないことである。
尤も、ここでの批判は私のような源泉原理主義者の嗜好からのもので、普通に家族でキャンプなど言って温泉にでも入って帰ろうというような一般客にはいちがいには当てはまるものではないので念のため。温泉に入りなれていない人には特段の不満がでない程度の趣向を凝らしてはいる。
異才「牛乳500ml一気飲み」様の「ここには、もう行きません」の代わりに打つフレーズを畏れながら拝借させて戴きますならば、村おこし成功おめでとうございます、「大山田温泉さるびの」様の今後ご健闘をお祈り致します。1人が参考にしています





