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門真市と言えば、パナソニックの企業城下町であると同時に、「市長以下、全市民が庶民の文化住宅の町」でもあります。石原町界隈も典型的な門真市、「ちゃんと国民年金払っているか?老後のために無理してでも払っておけよ」という方が多い街区、家風呂のない世帯が多いですから、銭湯が繁盛する地域です。ここ大一温泉も「町のお風呂やさん」です。普通の銭湯と比べると大きくて営業時間が長いのが特徴です。
建物は大雑把でモダンな感じがします。特に大振りの脱衣所の天井あたりの飾りつけは、まさに「門真の迎賓館」と呼ぶにふさわしいものです。昭和30年代の映画館なんかがこんなエントランスでしたでしょうか。脱衣所兼休憩所は広々としています。灰皿があり煙草も吸えます。ただし、一番奥のテーブルのみです。煙は流れてきますから、これで分煙というのも言い訳チックだと思います。
お風呂は柱を中心にしたメインの浴槽と殿様風呂と称した漢方薬草風呂。2階にはサウナも別料金であります。また、露天風呂もありますが、時間限定。バリューのある露天風呂ではありません。メイン浴槽は底から湯を抜く循環方式で、あんまりあふれていないですし、湯の交替は少なめ。浮いているゴミ類は消えません。腰かけのある浴槽と浅いところ、深いところに入浴剤入りバイブラ湯と、いろいろあります。カランの数も2階・1階合わせれば多いです。
温泉ではないですし、まあ期待せずに"This is Kadoma."を楽しむのなら格好のお風呂だと思います。組員じゃない「自営業・自由業・自由人」の方でも、入れ墨しているのが多いのがお土地柄ですし、金さんぐらいでビビっていたらこのあたりを歩けません(笑)0人が参考にしています