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姥子から大湧谷行きロープウェイに乗ると、紅葉の森に包まれた秀明館の赤い屋根が見えます。
お部屋からは、ホソエカエデの赤やミズキやタマアジサイの黄緑が眺められ、ヤマガラやキジバトが遊びに来ていました。
昨今の地下何千メートルから無理やりくみ出す温泉ではなく、大変珍しい自然湧出の温泉です。
以前は古い湯治宿だったとのことですが、中身は非常にキレイで、アンティークな雰囲気、掃除がいきとどいて、隅に虫もクモの巣も全然なく、山の中の感じがしません。
12部屋しかないので、お客はそこまでとのことですが、こんな設備の良さでは元がとれないでしょう。浴衣タオルお茶個室付で一人2300円はお安すぎます。4000円でもいいくらい。高くしないとお風呂マナーや温泉の有難さを知らない人が来てしまうかも。今回は体をふかずに脱衣所に上がっていく人がいたようで、階段に足跡と水がつき、いつまでも消えませんでした。これ以上注意書きを増やすのはオーナーさんも心苦しいのではないですか。
今年は雨が全然降らないので、湧出量が少ないとか。温泉は自然のめぐみであることを実感できる数少ない温泉です。
お部屋や大広間にあった大きなビーズクッションに初めて座りましたが、あれいいですね。おうちにもほしくなりました。
4点にしたのは、山の中なんだから、虫やクモがいてもいいのに、あまりにもキレイにお掃除しすぎ、という理由です。
天山のニュースレターを読みましたが、どちらも大変大事にされているんですね。天山にも行ってみたくなりました。20人が参考にしています