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宿についてまず出されたのが手作りの紫蘇ジュース。暑い中を車を運転してきた身には清涼感たっぷりで癒されました。
荷を解いて早速露天風呂へ。お風呂のすばらしさは他の方が書かれているとおりで繰り返すまでもありません。噴き上がる蒸気と鬼面山の斜面を眺めながら山の温泉に来た実感をえました。乳白色のお湯と硫黄のにおいは何と言っても温泉気分をたかめてくれます。栃木からこられたいう年配の方も、車で走っていて、噴煙のあがるの見て急にブレーキを踏み、飛び込みで宿泊したとおっしゃってました。
料理もじゅうぶん満足がいきました。山の中とて期待はしていなかったのですが、どれも素材の良さを引き出した料理がならびます。特に根曲がり竹とこんにゃくの刺身が逸品でした。さらに特筆すべきはデザートのフルーツをお酒。デザートのフルーツはこれでもかというてんこ盛りでした。お腹一杯だったので食べられるかと思ったのですが、就寝前に平らげてしまいました。まず、季節がら桃が丸々一個ついていました。さらに葡萄のおいしかったこと。日ごろ数10メートル先が葡萄畑という環境に暮らしているのですが、その私たちにもとてもおいしいと感じられました。また、お酒に関しては、食前酒が3種類もついていました。これがどれもおいしい。さらに地酒を注文したのですが、これが安くておいしい。後で見たら食事で供される値段と売店で販売されている値段が同一でした。これはたいへん良心的だと思いました。
お湯は最高、食事もよし、サービスもよし、お酒も安い。私たちにとっては言うことなしの宿でした。東北は遠いけれどもぜひまた訪れたい宿の一つです。
写真は、早朝、部屋の窓から見えた朝焼けと雲海の写真です。1人が参考にしています