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(続き)
食事後軽く休憩。休憩所は2箇所あり、大広間と小さめの休憩スペース。
大広間の方は賑やかでしたので小さめの休憩スペースでゴロ寝。
なお、大広間の方は利用時間が決められているようです。月~金は午後4時まで。土日は午後9時まで。午後4時~5時の間と午後9時からは掃除の時間とのこと。
休憩後、新館の方の浴槽へ。脱衣所は2階。新館の2階の方には宴会所などがあるようですが、平日でほとんど使われておらずひっそりとした雰囲気。
新館の脱衣所は棚だけの所と、脱衣所内に鍵のかけられるロッカーがあります。ですので、最初にフロント前の鍵のかけるロッカーに入れっぱなしにしておくのもよいですし、改めて新館脱衣所のロッカーに入れなおすことも出来ます。
脱衣所から浴室へ。浴室は1Fですので、階段を下ります。
まず大きな浴槽。洗い場ももちろんあります。飲泉もできます。
湯の感じは旧館と同じ。温度もやや熱めでこれも変わらず。
目の前には野菜を作っているのでしょうか、温室がどんとあり。景観は全くよくありません。
温室と新館内湯との間に歩行浴場があります。ただ、夏季のみとのこと。
大浴槽の奥に別室になっていて砂利風呂があります。
砂利風呂の奥の扉が歩行浴場への出入口のようですが、鍵がかかっていて出られないようになっていました。
ということで、新館の方のお風呂は外へは出られませんし外気でクールダウンという事はできません。
砂利風呂は30~1時間程度時間をかけるとよいとのクチコミでしたので充分時間を作ってのチャレンジ。
砂利の上には片手ですくえる程度の金属製のスコップが1つ用意されています。また木製と塩化ビ製のパイプで作られた枕があり。入ってみると砂利というよりは小石といった大きさの物が多いです。湯面の高さは砂利をかき分けた底からは20cm程度、底から15cm程度の厚さに砂利が敷き詰められています。砂利風呂とはいうもののどちらかというと砂利敷きの寝湯といった方が良いような。がんばってある程度掘り広げてそこに横になって寝て、周りの砂利を集めるように体にかけて行きます。脱衣所の入口に体が隠れるほどてんこもりの砂利の中に横たわっている人の写真がありましたが、とても一人では無理ですね。砂利かけ人が必要です。お腹や胸の上に載せるのがせいぜいで足の上などはある程度足が埋まらないと載せるのは無理ですし、また肩の位置は一人で砂利をかけるのは不可能。結局一人では体が隠れるまでかける事はできずに、体の半分は湯から露出している形になりました。
また床面まで掘るとわかるのですが保温用のパイプが真横に通っていてその部分はやや熱を持っているので(火傷する程の熱さはないですが)あまり掘りすぎると接触しているそこばかりやや熱くなってしまいます。それを避けるべく位置を変えてまた砂利をかけて。そのパイプの熱を避けるようにするなら上がり場の方に頭を向けて横たわると良いようです。結局そこまでで20分ほど悪戦苦闘してしまいました。
良い位置に決めてからその後30分ほど浸かりましたが、腹や胸などに一部砂利がかけられているとは言えしばらくするとそれも冷えていき、浸かっている湯温もそれほど高くなく、砂利かけの人に砂利をかけてもらってたまに温まった砂利を追加してもらうとかしないと、イベント性は高いとは思いますが、実際長時間浸かるのはこの季節少々厳しいものがありました。なおこの砂利風呂ですが毎週火曜日の11:00-15:00は利用できないようです。
あと、別料金(\2100)ですが、女性のみ岩盤浴があるとのこと。岩盤浴は毎週火曜日がお休み。
湯自体は体感的には感じません。ですが、分析書の硫酸イオンの多さはなかなかのものです。昔風でいえば芒硝泉になるかと思いますが、じわじわと利いてその効能が現れてくるかもしれません。
源泉名 佐野温泉
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
[湧出地]pH 8.4、泉温 64.1℃(気温27.5℃)、湧出量 153L/m(動力揚湯)、
[試験室]密度1.0003(20℃/40℃)、蒸発残留物 1.967g/L (180℃)、
分析終了年月日 平成17年1月24日
Li 0.2、Na 330、K 10、Ca 250、Sr 4.9、
F 2.1、Cl 100、SO4 1200、HCO3 19.1、CO3 12、
メタケイ酸 62、メタホウ酸 8.1、CO2 240、
溶存物質 1.981g/L、成分総計 2.234g/L
「成分に影響を与える項目」より
・加水あり。清掃のときなど、浴槽の温度が高くなった際は温度調整のため加水することがある。
・加温あり(泡風呂以外の浴槽)。気温の低い時など、浴槽の温度が低くなった際は、温度調整のため加温することがある。
・循環ろ過あり。衛生管理のため循環ろ過装置を使用している。
・消毒処理あり。福井県公衆浴場条例の基準を満たすため、塩素系薬剤を使用している。
【新規クチコミ:198湯目】2人が参考にしています