時間と共に色が変わる?!食事をすると入浴できる温泉
[大分県] 観海寺温泉 いちのいで会館
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
![ネコ](/tanboki/images/level_neko.gif)
神奈川県在住の温泉ソムリエブロガー。
2歳の女の子ママとして、子連れ温泉旅行を楽しんでいます♪
源泉数・湧出量が日本一で泉質も多彩な「おんせん県おおいた」に行ってきました。日本有数の温泉地である別府や湯布院を有する大分県は、温泉でシンクロをするインパクト抜群の動画「シンフロ」や、空港などではガイドブック要らずのPR小冊子を無料配布しており、観光業に力を入れています。
そんな大分湯巡り旅行の最初の温泉は、シンフロ動画に登場する「観海寺温泉 いちのいで会館」。
本業は仕出し弁当のお店で、温泉には食事をした方のみ入浴できます。日帰り入浴は平日11:00~16:00/土日祝日10:00~16:00で、料金は食事込みで1,500円です。
食事をすると入浴できる温泉
観海寺温泉 いちのいで会館は高台の住宅街にあるので道が細く、最後の急坂はかなりの傾斜。
対向車が来ないことを祈りながら無事に到着しました。駐車場は奥の空き地にたっぷりあります。
大分名物の団子汁の定食
通常は先に入浴でその間に食事の支度をしてくれるそうですが、事前に電話して先に食べさせてもらいました。5~8月は松花堂弁当、9~4月は団子汁定食、お子様ランチ(700円)もあります。
団子汁とは、小麦粉に塩と水を加えて耳たぶくらいの固さによくこねた後、細長く手延べした団子を里芋や大根など季節の野菜と煮込んで味噌で味付けしたソウルフードだそう。もちもちとした麺(団子?)がおいしく、野菜がたっぷりで身体が温まります。
偶数日は男性が景観の湯、女性が金鉱の湯
食後はいよいよ温泉へ。
2階の扉からお風呂へ向かうと、景観の湯と金鉱の湯の分かれ道にあたります。偶数日は男性が景観の湯/女性が金鉱の湯となり、奇数日は逆になります。(家族風呂60分 2,000円もあり)
こちらは、この日は男性用だった景観の湯。プールのように大きな浴槽からは、眼下に別府の街並みが見えてまさに景観の湯!金曜日の14時前後ということもあって運よく男女とも独泉状態でした。
時間の経過や成分・天候で色が変わる温泉
観海寺温泉 いちのいで会館のお湯は時間の経過や成分・天候で色が変わり、この日はお湯を入れ替えて2日目だったので色が薄く、日が経つともっと真っ青になるとのこと。その日のお湯の色を知りたい方は、電話をすると教えてくれるそうです。(いちのいで会館のおばさま談)
それでも透き通ったクリアブルーがきれい。メタケイ酸も346.6mgと多めでヌルツルのやさしいお湯は、匂い・味はありませんが白い析出物が見られました。
金鉱の湯のすぐ近くには滝があり、滝音と岩肌の自然が感じられる絶景露天風呂は最高のリラックス!日頃の疲れも完全に吹き飛び、30分間のんびりとお湯につかっていました。
1/10放送の「世界の果てまでイッテQ!」では、いとうあさこさんたちの女芸人が別府市内12ヶ所の温泉でシンクロに挑戦した中でいちのいで会館も登場したそうです。
浴槽はまったく深くないので、この中でシンクロ(シンフロ)をするのはどうやって?!と思ってしまいました。
■ 源泉:-
■ 泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
■ 泉温:100℃(気温22℃)
■ 湧出:-(動力揚湯)
■ 濃度:pH8.3
■ 総計:3.303g/kg(メタケイ酸346.6mg)
■ 形態:-