山の中のユートピア!お湯も施設も一級品!
[新潟県] ホテル國富 翠泉閣(くにとみ すいせんかく)
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
東京生まれ。温泉ソムリエ(マスター)。
交通事故の後遺症のリハビリで湯治を体験し、温泉に目覚める(知床にて、車でヒグマに衝突し頚椎骨折)。現在、総入湯数は1,500以上。
長野県と新潟県の県境に位置する姫川温泉は、国道から程近い山沿いの行楽向きな温泉地です。長野オリンピックのスキージャンプでも有名な、白馬村からも40分ほど。逆方向へ30分ほどで日本海という、とてもワクワクする場所にあります。
山中の巨大ホテル
姫川温泉は、長野県側、新潟県側それぞれに温泉宿があり、今回は新潟県側のひときわ目立つ「ホテル国富 翠泉閣」へ行きました。お山のダイナミックな景色に負けないぐらいの豪華で巨大なホテルです。その風景は、まるでユートピアに来たかのような不思議な気分になります。
館内も広々
外観同様、館内も広々豪華なつくりで、格式の高さを感じます。和風で落ち着いた佇まいは、居心地も良かったです。中には囲炉裏があったり、畳の休憩コーナーがあったり、大きな窓からは外の庭園を臨めたりと、ゆっくり館内散策するもの楽しいです。
ここも広々、大浴場!
大浴場は男女別で、それぞれ大きな内湯と露天風呂があります。楕円形の浴槽に、薄くにごったお湯がジャバジャバと注がれています。大きな窓からの景色も爽快です。
お湯は、少しキシキシ感としっとり感のある肌触りで、舐めるとほのかに鉄と炭酸を感じ、薄くダシのような味があります。温泉の利用形態は、加水のみのかけ流しで消毒なし。温泉本来の香りに加え、金気臭も感じます。
温泉分析書によると泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性温泉)で、泉温41.6℃、pH6.3、成分総計は1262mg/kgという数字です。ちなみにこの分析書は浴槽湯口のデータで、加水後の温泉の数値となります。湧出地の源泉温度が65.4℃と高いため加水しているのですが、源泉はもっと濃いんですね!
開放感抜群の露天風呂
露天風呂も広々としたつくりです。大きな石を配した浴槽は、とてもダイナミック!
もちろん景色は素晴らしいですが、アブが多いため、虫除け用のネットが張ってあります。これは少し残念…でもネットが無いとアブ地獄なので致し方ないですね。刺されると、痛いしかゆいしで、つらいですもんね。もちろんネットがあっても、この温泉の魅力には余りあるものがあります。
家元、いつもありがとうございます。
そうですよね。蓮華温泉、行ってきました!やっぱり最高でした!
探訪記にもアップしました。