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JR東海道本線の函南駅から、車で約10分。伊豆畑毛温泉の奥まった場所に佇む、平成30年(2018年)3月にリニューアルオープンした客室数11室の湯宿。休館していた湯治宿「高橋別館」を大改修して、現代風にリメイクしています。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
100円返却式靴箱(鍵は自己管理)に靴をしまい、入浴料580円(2時間、3時間は750円 土日祝日は100円増)は玄関左側の受付で。ロビーから右手奥に進んだ突き当たりに男女別の大浴場があり、男湯は右側です。
100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。貸し小タオルもあります。きれいな浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系と椿系です。
右側に、伊豆石造りの内湯が3槽。いずれも無色透明の単純温泉(源泉名: 韮山温泉土地第三号泉)が満ちています。泉温29.2℃を加温して、手前の何とか4人入れるサイズの浴槽で41℃位で供給。PH8.7で、やや肌がスベスベする浴感です。ここだけ湯口が浴槽の上で、口に含むも無味無臭。
また、真ん中も4人が何とか入れるサイズの浴槽で、湯温は35℃位。ジェット水流が付いています。さらに奥の窓際にある6人サイズの浴槽は湯温30℃位で、こちらは加温無し。ジェット水流も付いていて、ぬる湯の霊泉と呼ばれた伊豆畑毛温泉を堪能できます。サラサラとオーバーフローも見られますが、全て循環・消毒あり。循環・かけ流し併用でしょうか。塩素臭は気になりません。
霊泉でクールダウンして、この順番をまた逆に入ると、温冷交互浴の無限ループ。ずっと繰り返したくなるような、何とも言えぬ気持ち良さです。
続いて、外の露天風呂へ。5人サイズのくの字形石造り浴槽があり、湯温は40℃位。塀が高く、浸かると景色が見えないのは残念。ところがこの日は晴れていたので、窓ガラスに映った大仙山の景色と、時々やってくる赤トンボに癒され、ずっと貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン44.7mg、マグネシウムイオン0.1mg、カルシウムイオン9.5mg、炭酸水素イオン72.4mg、炭酸イオン4.8mg、塩化物イオン12.3mg、硫酸イオン34.5mg、メタケイ酸33.6mg22人が参考にしています