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JR日豊本線の霧島神宮駅から、車で約15分。霧島神宮の程近くに佇む、昭和初期創業の鄙びた湯治宿。老舗の風格ながら、ちょっと老朽化も目立ちます。日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。
母屋の玄関にて、「すいませーん」と叫んでみても全く反応なし。仕方なく敷地の奥に進んで、入浴料200円は湯治棟の調理場で払いました。その調理場の前が湯小屋です。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。掃除があまり行き届いてない様子がして、そこは少し残念。浴室に入ると、洗い場にはカラン等なし。石鹸等のアメニティも、ありません。壁際に、6人サイズの石造り内湯があり、うっすら白濁した単純硫黄泉(源泉名:湯之野1号,2号10号,13号)が、かけ流しにされています。源泉61.0℃を加水して、43℃位で供給。PH5.5ながら、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、無味で硫黄臭。歩くと、白い湯の花がふわっと舞い上がります。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
「女湯も空いていれば、窓を開けて入っていいですよ」と、後で来た宿の方が言われてました。ご一緒した先客の方は常連さんでしたが、そもそも普段混むことは無さそうな静かな雰囲気でした。
主な成分: ナトリウムイオン5.8mg、アンモニウムイオン6.3mg、マグネシウムイオン1.6mg、カルシウムイオン6.2mg、アルミニウムイオン0.2mg、塩化物イオン1.8mg、硫酸イオン8.3mg、炭酸水素イオン59.9mg、メタケイ酸43.2mg、メタホウ酸0.3mg、遊離硫化水素12.0mg、遊離二酸化炭素122.5mg、成分総計269.9mg15人が参考にしています