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湯之尾温泉郷に建つ、創業大正元年という歴史ある公衆浴場。土曜日の午前中、利用してみました。看板が出ていないため、場所が少しわかりにくいです。湯之尾温泉側から行くと、川内川に架かる湯之尾橋を渡って、川沿いの細い道へ左折した突き当たり。ちょうど、市営公衆浴場の対岸あたりにあります。
南日本新聞の販売店を併設しており、左から回り込むと入口。ワンちゃんが吠えて、来客を知らせます。入浴料100円は、入口右側の料金皿へ。左側が男湯です。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に2人分の蛇口がある洗い場。公衆浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。しかし、この洗い場付近の床がなかなかスゴイ。温泉成分の茶色い析出物が重なり、棚田状になっていてビックリ。中央には、12人サイズの石造り内湯があり、黄褐色に濁ったナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉が、源泉かけ流しにされています。自家源泉と、菱刈鉱山からの共同源泉の2源泉混合。泉温46.5℃を、加水・加温せず43℃位で供給。PH6.8ながら、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、少し塩味。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン523.1mg、アンモニウムイオン2.8mg、マグネシウムイオン10.8mg、カルシウムイオン56.7mg、マンガンイオン0.2mg、第一鉄イオン0.1mg、フッ素イオン2.0mg、塩素イオン355.5mg、硫酸イオン86.3mg、炭酸水素イオン862.3mg、炭酸イオン0.4mg、メタケイ酸123.2mg、メタホウ酸31.4mg、遊離二酸化炭素181.7mg、成分総計4334mg
※なお、分析書は平成8年の古いものなので参考までに14人が参考にしています