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投稿日:2015年4月4日
マニア好みのかけ流し鉱泉 (湯小屋泉荘(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2015年1月7日 / 2時間以内]
33.0点
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44.0点
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33.0点
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0 - 点
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涸沼から程近く、水戸市南東部と茨城町の境あたりの、田園地帯に建つ鉱泉宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。途中に小さな緑の看板がいくつもありますが、ナビでも不安になるくらい分かりにくい。細い道を進み、最後は未舗装の砂利道で、しかも行き止まり。送迎バスが停まっていながら、ここかな?と半信半疑のまま、鄙びた民家のような外観の建物の戸を開けます。正面玄関を入って、右手奥に受付。入浴料は350円です。玄関から廊下を左に進んだ突き当たりに、男女別の浴室。男湯は、左側のドア。意外と広い脱衣場には、棚にプラ籠が並んでいます。二面にガラス窓がある、明るい浴室。左側の洗い場には、3人分のシャワー付きカランがあり、固形石鹸のみ備え付け。ライオンの湯口がレトロな、6人サイズのタイル張り石枠内湯には、無色透明の鉱泉(分析書なし)が、かけ流しにされています。源泉14.0℃を、40℃位に加温。PH6.9で、肌に優しい浴感です。自分でハンドルを回して、自由に新湯を投入し、湯温の調整ができます。口に含むと、無味で微かに鉱物臭。ずっと貸切状態で、まったりできました。湯上がりに広間(宴会場?)をのぞいてみると、地元の奥様方が談笑中。しっかりファンに愛されている、施設のようです。帰りに女将さんと話してみると、なんと270年程前からあり、建物裏手の地下30cm位のところから、渾々と自然湧出し続けているのだとか。家庭用と宿のお風呂に使っても余るので、残りは川に流しているのだそう。確かに宿の前を、小川となって流れています。受付のところに、額に入った「水質検査成績書」が掲示してあり、水素イオン濃度や泉温は、こちらに記載。なぜこれが掲示されているのか尋ねると、地域の消防用水に指定され、その検査成績なのだとか。それだけ水量が豊富とは、さらに驚きました。
また、あくまで参考程度と考えますが、主な成分として、塩化物イオン21.0mg、カルシウム・マグネシウム等86mgといった数値も、記載されていました。18人が参考にしています
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