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投稿日:2015年10月26日
梅ヶ島の歴史ある湯宿 (梅ヶ島温泉ホテル梅薫楼(ばいくんろう))
きくりんさん [入浴日: 2015年6月7日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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海抜1000mの静岡市最奥部、安倍川上流に湧く梅ヶ島温泉で、明治元年に開業した老舗旅館。江戸時代の前屋号「永寿軒」から通算すると、なんと約300年の歴史があるとか。また、歌人の吉井勇ゆかりの宿でもあります。日曜日の午前中、およそ8年ぶりに日帰り入浴して来ました。
入浴料は通常500円ですが、この日は温泉博士の特典でタダで入浴。本館のフロントで受付を済ませ、道を挟んで向かい側に建つ湯小屋へ。男湯は奥の「常磐の湯」(ちなみに、女湯は「長寿の湯」)です。棚だけの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、壁際に1人分のシャワー付カランと、2人分のカランのみの洗い場。アメニティは、一般的なものです。
中央に、10人サイズの内タイル張り石造りL字型浴槽があり、うっすら青みがかった透明の単純硫黄温泉(源泉名: 梅ヶ島温泉 混合泉)が満ちています。源泉38.2℃を、41℃位に加温。PH9.6で、肌がツルツルする浴感です。かけ流しに、循環併用。大岩の湯口からチョロチョロと注がれ、口に含むとほんのり玉子味。小さな白い湯の花も見られます。
窓際に、もう1つの内湯「金乃湯」。1人サイズの樽風呂で、こちらは加温なしで源泉かけ流し。湯温は、38℃位のぬるめ。浸かると、大きな綿状の湯の花が舞い上がります。こちらは、日本温泉協会の温泉利用証にて、源泉からの引湯距離のみ4で、あとはオール5という良泉(利用証の掲示は見当たりませんでしたが、公式HPに記載)。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン65.8mg、カルシウムイオン1.5mg、炭酸水素イオン29.1mg、炭酸イオン44.0mg、水酸化物イオン0.7mg、塩化物イオン4.9mg、硫化水素イオン12.5mg、チオ硫酸イオン11.4mg、硫酸イオン15.2mg、メタホウ酸イオン3.6mg、メタケイ酸58.1mg、成分総計0.248g30人が参考にしています
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