-
JR大阪環状線の玉造駅から東へ。玉津1丁目交差点を北に行き、1本目を東に。途中で道が狭くなりますがそのまま行きますと、交差点から左手に八阪神社の簡単な鳥居がありますのでそこをくぐって10mほど。八阪神社の南側にあたります。狭い住宅街でして、銭湯さん自身もその中に溶け込んだような、「普通の住宅」みたいなところです。東成区の浴場組合の公式ホームページでは「八坂湯」と書いてありまして、そのような記述をしているWebページも多いのですが、こちらは店の内外の表示にあわせまして「八阪湯」と書くことにします。
番台式の銭湯さんですが、一風変わったところが入り口のアングルでして、通常は男女の入り口が平行で、番台で左右に分かれて同一方向に流れていくのですが、こちらは男女の入り口が90°ずれていまして、番台はちょうどプロレスのコーナーのような形になっています。番台から見ますと、男女の脱衣所はそれぞれ「斜め45°」の左右になっているのが特徴的です。脱衣所は小ぶりで、森永の冷蔵庫や漫画類がありました。
浴室も小さめのサイズでして、奥行き5m,横幅5mといったところです。主浴槽深浅、電気風呂に寝浴バイブラ、座浴ジェットが2つ(一方はジェットの口が縦に2つ並び、他方は横に2つ並びます)、水風呂と無料サウナといった構成です。このサウナは浴室から脱衣所のロッカーの横まで達しているのですが、途中に柱がありましてそれを回り込むようになっていまして、変な形をしています。湯には木片が洗濯ネットに入れられて浮かんでおりまして、まだ木が新しいのでしょう、いい香りが漂っていました。また、塩素臭が少ないのもありがたかったです。スペース的な制約が大きいのですが、上手に配置を工夫していろいろと詰め込んでいるのは、いかにも大阪的ですね。4人が参考にしています