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山代温泉の中心部、公衆浴場総湯の隣に造られた古総湯です。駐車場は総湯と共通で、少し離れたところにあります。古総湯だけなら500円なのですが、総湯と両方入れる券を購入すると700円とお徳です。木造建築で、京都や奈良にある小寺院のような雰囲気です。まだ新しい木が白く輝いています。
入りますと、受付の方が浴室まで案内してくれました。男と女は入り口が建物の反対側に位置していまして、もちろん浴室は隣りあっているのですが、ちょっと変わった形。脱衣所はお風呂の隣で仕切りなどはなく、浴槽を見ながら服を脱ぐ感じ。ロッカーには鍵などありませんので、貴重品は外にある小さな鍵付きロッカーを使います。浴槽の湯はまず小さな八角形のところに入り、ここは大体52℃ほどの熱湯なのですが、上がり湯として使われていたそうです。もちろんいきなりかかるとやけどしますので、湯舟で充分に温まった後で…とのことですが、それでもきつかったです。その八角形のところから浴槽に流れおちてきます。浴槽は長方形の大きめのものでして、場所によっても異なりますが、湯口から遠いところで41~2℃といったところ。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で550L/min、63.2℃、1.335g/kgとなっています。かけ流しで使用されており、きちんとオーバーフローしていてフレッシュさを感じることができました。肌合いは優しい印象で、ここを締めにするといいかもしれません。
室内はいい雰囲気でして、木の香り、ステンドグラスの色調、高い天井など、風格十分の造りで値打ちあるところかと思います。ちなみに湯だけを楽しむコンセプトですので石鹸類の使用は禁止されています。洗髪や洗体は他で済ませてからこちらを楽しみましょう。2人が参考にしています