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砺波市街地からですと、国道156号線を南下します。道の駅庄川を越えて2kmばかり、たった2kmなのに山深くなる印象です。国道471号線に入りますと、700mくらい先の国道沿い右手に駐車場があります。大きな木が目印です。湯谷温泉の私設バス停のところに川沿いに下りて行く階段がありますので、そちらをずんずん下りて行くと見えてきます。無人というか、外来のお客に構っていない感じの運営でして、玄関先にお金を置いておく箱があります。1000円札用にお釣りの500円も置いてくれているという丁寧さ。田舎らしく、防犯意識皆無ですね。
お風呂はこちらからまだ下っていくのですが、いつぞやの台風で被害受けたためにビニールシートで覆われただけのゾーンもあります。そういうところを通って、ダムの滝つぼのようなところの淵まで下りて行くとお風呂です。まあお風呂はコンクリで覆われていて景色もなにもあったもんじゃなかったりしますが。秘密基地というかトーチカというか、そんな風情です。脱衣所は鍵なしロッカーのみのシンプルなところで、まあ他にお客さんもいないですしどうということはありません。サワガニがうろうろしていました。
浴室はそこからまた階段をいくらか下りて行きます。浴槽は1つだけで、所によってかなり深くなったり浅かったりと色々。深いところで100cmほどです。サイズは2~3人用かと思います。洗い場などはありません。砲弾型の湯口で、男女両側に湯が出て行きます。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で39.0℃、1.468g/kgとなっていました。泡つき、硫黄臭、つるつる感が感じられます。ややぬるめですが、入っているとズシンと身体に効いてきますので、これはこれで湯あたり注意。もちろん完全にかけ流しでして、あふれた湯は男湯から女湯に壁伝いに流れて行きまして、女湯側で川の方に排水されているようです。
まあ文句なくいい湯onlyといったところで、泉質重視派には強くお勧めできるかなと思います。特徴的な浴室、湯口、湯の状態のよさを含めて魅力あるところですね。厳寒期以外は楽しめるはずですので、是非立ち寄ってみてください。41人が参考にしています